講演会のご報告 「駐日大使が語るペルーの現状と将来」 - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

講演会のご報告 「駐日大使が語るペルーの現状と将来」


 2015年4月21日午後3時から4時半まで、ペルー共和国のエラルド・アルベルト・エスカラ駐日大使をお迎えし、日比谷図書館コンベンションホールを会場に「駐日大使が語るペルーの現状と将来」と題する講演会を開催しました。

 沿岸、山岳、アマゾン密林地帯というタイプの異なるペルー3地域の特徴や、日本とペルーの長い友好の歴史についてご紹介いただいた後、ペルー経済の現状、日本・アジアとの貿易の状況、日本ペルーEPA(経済連携協定)締結後の展開、近年急成長している農産物の輸出等について、データをもとに詳細なお話しをいただきました。また、中南米4カ国が加盟する太平洋同盟が、中南米経済のけん引役として確実に成長していること、共同で大使館や商務部を設置していること等について、ご紹介いただきました。講演会後半は、約90人の参加者と活発な質疑応答が行われました。輸出が盛んな農産物の品質向上に関する動き、ペルーの課題であるインフラ整備、資源開発に伴う環境の問題について、太平洋同盟への加盟準備を進めるコスタリカ、パナマの進捗状況、アンデス共同体の今日の役割について会場から質問があり、丁寧にお答えいただきました。