『近代日本 移民の歴史 1 南アメリカ~ブラジル』  | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会
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『近代日本 移民の歴史 1 南アメリカ~ブラジル』 

20世紀初頭から、当時貧しかった日本から多くの人たちが海外へ仕事を求めて移民した。移民先に定住した人たちの子孫は、現在世界各地で約250万人ともいわれているが、本シリーズは南アメリカ、ハワイと北アメリカ、南洋諸島とオーストラリア、アジアへの移民の歴史を児童向けに平易かつビジュアルに解説したものである。

本書はブラジルを中心に、集団移民の始まり、移民一家の記録、到着港から移住地への移動、コーヒー農園や原始林開拓、日本人が持ち込んだ野菜等の栽培、子どもたちのための学校、移住地でのスポーツ、演劇や娯楽、移住地作りや農場作りなどの移民の生活史に、第二次世界大戦終結後にブラジルで起きた「勝ち組」「負け組」抗争やアマゾン河流域等への戦後移民の姿を、サンパウロの東洋人街やボリビアの日系社会の例も加え、多くの写真、資料を駆使して分かりやすく説明している。

〔桜井 敏浩〕

(「近代日本移民の歴史」編集委員会 汐文社 2016年5月 63頁 3,000円+税 ISBN978-4-8113-2281-0 )