本稿は上下2回に分かれるが、まず(上)では本年6月5日に行われたペルー大統領選挙の決選投票における争点、ペドロ・クチンスキー候補がケイコ・フジモリ候補を僅差で抑えた勝因を考察したうえで、選挙戦でクチンスキー陣営が公約した政策提案の内容を1)治安問題、2)経済ダイナミズムの復元、3)汚職腐敗との戦い、4)社会投資の4視点から解説する。本レポート(下)では、ペルー経済の動向を「ペルーの奇跡」とも呼ばれる経済政策の功罪の観点から考察し、クチンスキー新政権が直面する課題とその展望について纏めてみたい。
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