『アンデス山脈を越えるとき』  荒井 緑 | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会
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『アンデス山脈を越えるとき』  荒井 緑

 2007年7月に冬のブエノスアイレスをパートナーのホセとバイクに乗りベネズエラのカラカスを目指して旅立つ。アルゼンチン北西部からチリのアタカマ高地に抜け、パンアメリカン道路をアリカからペルーに入り西海岸を北上、エクアドルとコロンビアを縦断し、マラカイボを経てカラカスに到着。ここから南東にカナイマ国立公園を抜けた先でブラジル領に入り、北端の町ボア・ヴィスタから先住民保護区を通過しアマゾン河中流の大都市マナウスに出て、河を船で下り河口の大都市ベレンに着いた。    
 ここブラジル北東部から海岸沿いの国道をひたすら南下し、ついにウルグアイに入り最後はモンテビデオからラプラタ河の対岸のブエノスアイレスへフェリーで渡河、9月9日に59日間、延々1万8,300kmの旅を終えるまでをその土地毎のエピソードを絡めて記録している。
 著者は1988年からブエノスアイレスに在住、『アンデスの空 パタゴニアの風』(2014年 同社刊 http://latin-america.jp/archives/11347 )に続く南米オートバイ旅日記。
                               〔桜井 敏浩〕

 (中央公論事業出版 2016年7月 365頁 1,400円+税 ISBN978-4-89514-463-6 )

 〔『ラテンアメリカ時報』2016/17年冬号(No.1417)より〕