『日本とボリビアの架橋 -日系シニア専門家としての国際貢献の記録』 | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会
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『日本とボリビアの架橋 -日系シニア専門家としての国際貢献の記録』

札幌の公立中学校で理科の教員を定年まで勤め上げ、1995年に国際協力機構(JICA)の日系移住社会へシニア専門家として 2年間ボリビア東部のサンファン移住地に赴いた記録。1969年に開校し、現地日本ボリビア協会が運営し、現在は正規の公立学校として認可されているサンフアン学園で、教育課程の編成、各教科の指導法、教育委員会の活性化等への助言を主要任務として活動し、その間の見聞から日本語学習の目的、ボリビアの文化と日本人移住史、サンフアンと近くにあるオキナワ移住地の現在、そして著者のボリビア人観・雑感を述べ、日本ボリビア協会で行った講演録を付けている。

わずか2年間のボリビア在勤、国際協力体験なので、ボリビアの状況や歴史、日本人の移住史などの理解は必ずしも深いとはいえない私感や正確でない記述も散見されるが、サンフアン移住地の様子の一端を知ることができる。

〔桜井 敏浩〕

(斎藤 述史 郁朋社 2017年4月 162頁 1,000円+税 ISBN978-4-87302-638-1 )