『ブラジルのことがマンガで3時間でわかる本 改訂版』 吉野 亨文  | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会
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『ブラジルのことがマンガで3時間でわかる本 改訂版』 吉野 亨文 

ブラジルに6商社マンとして年間駐在した、2013年からサンパウロに在住し物流事業に邁進している著者が。この10年のブラジル経済の発展と深海油田等の資源、地下水源もある農業生産からインターネット普及に至るまでの大国の可能性を、世界とブラジル、社会、経済、企業、政治・法律、文化、生活の6章66項目もの解説を行いイラストと漫画を付けたもの。

2006年に出した初版 http://latin-america.jp/archives/5547 に、世界経済の中で存在感が増してきたこと、ブラジルの課題である将来の人口構成と年金、教育、インフラ整備、税制簡素化と税負担軽減を挙げ、企業紹介では鉱業コングロマリットのバーレ、石油公社ペトロブラス、食品のサジア、航空機のエンブラエール、化粧品のナチュラ、菓子のガロートに加えネット販売のブスカペを加えている。「生活」は住んでいての危機管理の具体的な対策に力点を置いて解説している。「マンガでわかる」と謳わないでも、タイトルから受ける印象よりは内容のあるブラジル入門書である。

[桜井 敏浩]

(マンガ 飛鳥 幸子 明日香出版社 210頁 2014年5月1,600円+税)