アストライアの会からのお知らせ:「世界古代文明の謎を探る」(101)アンデスの驚異の黄金文明:松本亮三さん 東海大学名誉教授 元比較文明学会副会長 | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

アストライアの会からのお知らせ:「世界古代文明の謎を探る」(101)アンデスの驚異の黄金文明:松本亮三さん 東海大学名誉教授 元比較文明学会副会長


アンデスの山並みは金色に輝く

現在のアンデス中央高地とその周辺に存在していたアンデス文明。紀元前1000年頃から、紀元後1532年にインカがスペイン人によって征服されるまで、それぞれの地域で様々な文明が起こり、相互に影響しあいながら、長い歴史を培ってきた。

この文明の特徴の一つは鉄を製造することがなく、青銅器の使用もほとんど無かった代わりに、金や銀の鋳造技術は非常に優れていた事である。土地柄で燃やせる木材が少く、鉄よりも低温で精製出来る金や銀が主流になったと考えられる。

アンデス文明では大量の金を利用した加工品が作られたが、それらはいわゆる美術品でも経済的な価値を表すものでもな
かった。それらは神々と死者への捧げものだったのである。

大量の光輝く黄金製品の多くが、スペイン人により略奪され、溶かされ、金塊に姿を変えて持ち出されてしまった。しかし近年、古代遺跡の発見・発掘が相次ぎ、征服者の魔手を免れた精緻な黄金製品が続々と見付かっている。そして黄金と共に発展した、独特の世界観を持つ唯一無二の文明が、改めて我々の眼前に浮かび上がって来たのである。

「世界古代文明の謎を探る」(101)アンデスの驚異の黄金文明
主 催 アストライアの会  協 力 日本ペルー協会他  
ゲスト 松本亮三さん 東海大学名誉教授 比較文明学会副会長 
日 時 令和4年11月15日(土)午後2時から5時
会 場 豊島区イケビズ第1会議室(5階)
道 順 池袋駅西口より消防署先き、徒歩約9分(旧勤労福祉会館)
費 用 お茶代込み参加費二千円
備 考 画像を見ながらお話し。後半はゲストを交えたお茶会です。
連絡先 TEL049(258)3218 松原まで