イベントカレンダー - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

イベントカレンダー

11月
2
2021
再放送「“世界最南端の街”  ウスアイア 〜アルゼンチン〜」
11月 2 @ 08:00 – 09:00

再放送「“世界最南端の街”  ウスアイア 〜アルゼンチン〜」
NHK BSプレミアム 11月2日(火)午前 8:00ー9:00(60分)

https://www.nhk.jp/p/sekaimachi/ts/NJVPP9ZYK6/schedule/ts/X6871WY4V3/
「世界最南端の街」として知られてきたアルゼンチンの街ウスアイア。夢を抱いて“最果ての地”にたどり着き、共に支え合いながら穏やかに暮らす人々と出会う。

11月
5
2021
世界津波の日記念ドキュメンタリー上映(オンライン)
11月 5 @ 09:00 – 10:30

世界津波の日記念ドキュメンタリー上映(オンライン)
『津波レディース~日本とチリ、海を越えた女性たちの物語~』
日時:11/5(金) 午前9:00 – 10:30

 世界津波の日を記念し、インスティトゥト・セルバンテス東京は在日本チリ大使館との共催によりドキュメンタリー『津波レディース~日本とチリ、海を越えた女性たちの物語~』を上映します。
 また津波とその津波の与えた影響、本ドキュメンタリーの製作過程について、日本とチリをつないでパネルディスカッションを行います。

『津波レディース~日本とチリ、海を越えた女性たちの物語~』
所要時間:約22分
言語:スペイン語と日本語
字幕:スペイン語、日本語、英語
監督:ニコラス・カサコフ
製造年:2020
予告編:https://www.youtube.com/watch?v=7lHA9cIiFZM
ウェブサイト:https://www.tsunami-ladies.com/

パネリスト:
-エミリアノ・ロドリゲス・コンポネンテス、ビクトル・オレジャナ・アクニャ:ドキュメンタリー津波レディースプロデューサー *オンラインでの参加
-リカルド・トロ:チリ国立緊急事態対策庁(ONEMI)のナショナルディレクター *オンラインでの参加
-エリック・マス:東北大学国際災害科学研究所リモートセンシング・地球情報学研究所副教授 *会場参加予定
-石本めぐみ:NPO法人ウィメンズアイ代表 *会場参加予定

※視聴申し込みは下記をご覧ください。
https://tsunami-ladies.peatix.com/event/3036796/

11月
6
2021
ブラジルのドキュメンタリー『これは君の闘争だ』11月6日(土)日本公開
11月 6 終日

原題:Espero tua (Re)volta
監督・脚本:エリザ・カパイ
音楽:Decio 7
ナレーション:ルーカス・“コカ”・ペンチアド、マルセラ・ジェズス、ナヤラ・スーザ
2019年/ブラジル/93分/配給:太秦
11月6日よりイメージフォーラムほかで公開予定

https://toso-brazil.jp/
https://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/4780/

 2013年6月、ブラジル・サンパウロの路上で公共交通料金賃上げに対する大規模な抗議デモが起きた。初めはバス料金20セントに対する要求だったものが、次第に政治に対する深い嫌悪感のなかで、物価上昇や重税、LGBTQ+や女性の権利、人種差別など、様々な問題に対する抗議へと広がっていった。そして2015年10月、サンパウロの高校生たちが公立学校の予算削減案に抗して自らの学校を占拠し始めた。この運動はブラジル全土を巻き込み、翌月には200以上の学校が占領されるまで発展、ブラジル社会で高校生たちによる大きな変革が起きようとしていた。

 しかし、その期待は学校占拠から3年後、ブラジル初の極右政権が成立するとともに裏切られることになる。たび重なる汚職や治安悪化によって、14年間続いた左派政権は群衆の支持を失い、「ブラジルのトランプ」と称されたジャイル・ボルソナロにその座を明け渡したのだった。本作はそんな激動の2010年代ブラジル社会を学生たちの視点から描いたドキュメンタリーである。
 ベルリン映画祭のジェネレーション部門で初公開され、アムネスティ・インターナショナル映画賞と平和映画賞を受賞。その後各地の映画祭で上映を重ね、2019年山形国際ドキュメンタリー映画祭で優秀賞を受賞した本作が待望の日本公開。

11月
13
2021
ラテン・アメリカ政経学会よりのお知らせ:ラテン・アメリカ政経学会第58回全国大会でのオンライン・イベント(11月13日【土】午後6時~8時、11月14日【日】午前8時~9時半)
11月 13 @ 18:00 – 20:00

ラテン・アメリカ政経学会と上智大学伊部露アメリカ研究所の共催により以下2件のオンライン・イベントを開催致します。
Zoom Webinarによる開催で、事前登録が必要ですが、どなたでも参加可能です。
是非奮ってご参加ください。

1.日時   :11月13日(土)午後6時~8時(日本時間)招待講演 
  講演者  :Professor Diego Sánchez-Ancochea(Oxford University、Latin America Centre)
  講演題目 :Inequality in Latin America:What it Means for Theory and Policy
  使用言語 :英語(通訳なし)
  以下のリンクからプログラムと事前登録用QRコードなどにアクセスできます。
  事前登録〆切:11月11日(木)12:00 
  https://dept.sophia.ac.jp/is/ibero/lecture/inequality-in-latin-america-what-it-means-for-theory-and-policy/
2.日時   :11月14日(日)午前8時~9時半(日本時間) 
  特別企画セッション「Latin Amerian Thoughts on Development Revisited:In Search of a New Paradigm Shift」
 基調講演    :Dr. Alicia Bárcena (ECLAC事務局長)
ディスカッサント:小林麻紀 外務省中南米局長
            浜口伸明 神戸大学経済経営研究所教授
            飯塚倫子 政策研究大学院大学教授
  使用言語 :英語(通訳なし)
  以下のリンクからプログラムと事前登録QRコードなどにアクセスできます。
  事前登録〆切は11月12日(金)12:00 
  https://dept.sophia.ac.jp/is/ibero/lecture/latin-american-thoughts-on-development-revisited-in-search-of-a-new-paradigm-shirt/

上記の詳細:11月13日(土)招待講演     :PDF資料
      11月14日(日)特別企画セッション:PDF資料

問い合わせ:jslacongress2021@gmail.com

今回のラテン・アメリカ政経学会大会プログラムはこのほかにも非会員様でも参加可能なセッションも用意しておりますので、お時間が許せば奮ってご参加いただければ幸いです。以下から事前登録についてアクセス可能です。
http://www.js3la.jp/meetings.html

(11月13日【土】午後6時~8時、11月14日【日】午前8時~9時半)

11月
19
2021
JETROウェビナー「メルコスールのいま ― EUとのFTA、米国との貿易経済協力協定(ATEC)の概要は?」
11月 19 @ 10:00 – 12:00

JETROでは最近のメルコスールの動向、特に通商分野に焦点を置いたメルコスールの動向を紹介するウェビナーを開催致します。

ライブ配信日時:2021年11月19日(金曜)10時~12時(日本時間)
ウェビナー内容:
◎挨拶
峯村 直志 ジェトロ海外調査部 主幹(中南米)
◎講演1
「EUメルコスールFTAや米伯・経済協力協定(ATEC)を踏まえたメルコスールの動向」
辻本 希世 ジェトロ米州課 課長代理  
◎講演2
「アルゼンチンからみた最近のメルコスール動向」
西澤 裕介 ジェトロ・ブエノスアイレス事務所長 
質疑応答:
※演題等は変更になる可能性があります。
**************
詳細:https://www.jetro.go.jp/events/ora/749ad42ca637f082.html

11月
20
2021
オンライン講座「激動の歴史を生き抜いたキューバの日系人、120年の軌跡 —断絶、離散の歴史とこれから—」
11月 20 @ 11:00 – 12:00

日時:2021年11月20日(土曜日)11時00分~12時00分(日本時間)
会場:オンラインアプリZoomを使用
主催:JICA横浜 海外移住資料館
講師:三田村 達宏(JICAキューバ事務所長)
対象:ご興味のある方どなたでも
参加費:無料
参加申し込みは下記をご覧ください。
https://www.jica.go.jp/jomm/events/2021/211120.html
https://www.jica.go.jp/jomm/index.html
キューバといえば、カストロやチェ・ゲバラ、葉巻に音楽、最近では観光地として多くの人々を魅了する、カリブ海の島国です。
その一方で、キューバの日系人の存在はあまり知られていません。20世紀初頭に、日本人移民たちは、よりよい暮らしを求めて日本から、また近隣諸国からこの地へやって来ました。しかしながら、第二次世界大戦による強制収容、そしてその後のキューバ革命と、二度の大きな苦難に見舞われました。断絶、離散を繰り返し、大きな日系コミュニティは形成できなかったかもしれません。それでも、現在キューバ各地に1200名を超える日系人がキューバ社会に溶け込んでたくましく暮らしています。
今回の講演会では、JICAキューバ事務所長の三田村所長が、この知られざる日本人移民の歴史から今の姿までを、現地の日系人の方々から聞き取った生の声も交えながらご紹介します。

11月
26
2021
JICAからのオンライン・セミナーのご案内:「『多文化共生・日本社会を考える』連続シリーズ 第4回「“在日ラティーノ”は終活をするのか? -在日南米日系人の老後と諸課題-」
11月 26 @ 10:00 – 11:15

<セミナー背景・目的>
 150年以上前から海外に移住した日本人の子孫、日系人は中南米に200万人以上を数え、日本国内にも約30万人が在住しています。国内の日系社会の現状・課題、日系人の日本社会への貢献、共栄共存、日本のあるべき姿などを題材にJICA内外の関係者に情報発信・共有を行い、今後の課題解決に資することを目的としたセミナー、「多文化共生・日本社会を考える」連続シリーズの第4回を開催します。参加費は無料です。
 オンライン・セミナー「多文化共生・日本社会を考える」連続シリーズ 第4回「“在日ラティーノ”は終活をするのか? -在日南米日系人の老後と諸課題-」

●開催日:2021年11月26日(金)10:00~11:10
    (講演時間 約30~40分、質疑応答時間 約30~40分を予定)
●主催 :JICA
●場所 :オンライン・セミナー(Zoom方式:下部の「関連リンク」よりお申込みください)
●講師:アルベルト 松本(あるべると まつもと)氏(以下の講師紹介参照)
●参加申込みサイト:https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_GiLGpmBYTXObNP39GtpwPQ
          ・・事前の登録が必要です。開催日の前日(11月25日)までに登録をお願いします。
●講演内容概略(予定)
 日本の中高年には当たり前の概念となった「老後」や「終活」。国内約27万人の南米出身者も終活をしているのでしょうか?派遣労働切り、文化の違いなどにより厳しい状況に置かれがちな在日ラティーノは、65才以上人口が約3割という高齢社会国の日本において、どのような老後を迎えるのか。他、日本の日系社会の課題について、アルゼンチンを中心に南米と日本の日系社会を熟知する講師からお話しをいただき、一緒に考えていければと思います。

●<参考外部サイト>:「日本在住の日系人も老後の時期にきたのか」

●<講師紹介>   :アルゼンチン日系二世。1990年、国費留学生として来日。横浜国大で法律の修士号取得。97年に渉外法務翻訳を専門にする会社を設立。横浜や東京地裁・家裁の元法廷通訳員、NHKの放送通訳でもある。JICA日系研修員のオリエンテーション講師を勤める他、静岡県立大学、獨協大学でも教鞭を取る。知日家の育成への貢献などの理由により2017年10月JICA理事長より「国際協力感謝賞」を受賞。著書、講演多数。

●ご質問:JICA中南米部 計画・移住課 木田(メール:5rtpm@jica.go.jp)
     ・・件名を「11月26日・日系社会セミナーについて」としてお問い合わせください。

11月
27
2021
ペルー映画祭
11月 27 @ 00:17 – 01:17

ペルー映画祭

日時:11月27日(土)~12月10日(金)
場所:ケイズシネマ(新宿)
https://www.peru-film-festival.com/
 1821年にペルーが独立してから今年で200年。日本人が行きたい世界遺産第一位の“マチュピチュ”があるペルーから、日本未公開の映画をはじめ、厳選された傑作映画が日本に上陸! 知られざるディープなペルー音楽に触れるドキュメンタリーや、サッカーワールドカップにおけるペルーの政治・経済の暗黒時代を耐えてきた国民の希望と熱狂の日々、ペルーという国ならではの様々なドラマ映画など多種多様なフィルムが現代を映し出す。新たな映画に、そして文化に触れ、私たちに出会いや感動を呼ぶ2週間が始まる。
企画:ブエナワイカ

※ 上映作品詳細、スケジュール等は下記をご覧ください。
https://www.peru-film-festival.com/

12月
2
2021
在パラグアイ日本商工会議所からのお知らせ:オンラインセミナー「世界の知識を通じた人材育成プロジェクト ~しごと/くらしに役立つ日本の知恵~」最終回
12月 2 @ 06:30 – 08:30

在パラグアイ日本商工会議所では、「世界の知識を通じた人材育成プロジェクト ~しごと/くらしに役立つ日本の知恵~」をタイトルに9月から12月までに計6回のオンラインセミナーを開催しております。日本から3名、パラグアイやラテンアメリカから4名、計7名の著名な講師をお招きし、問題解決・ビジネス・経済をテーマにご講演いただいております。

最終回となる第6回目の開催予定は以下のとおりです。日々のビジネスや、ビジネス以外でも広く生活に役立つ内容を豊富に盛り込んでおります。 なお、本事業は「海外在留邦人・日系人の生活・ビジネス基盤強化事業」として、在パラグアイ日本国大使館からの支援をいただいております。

※日時は日本時間、テーマは2本立てとなります。
●第6回目: テーマ①「新しいシステムの新しいルール」
講師 フアン・マヌエル・カバルコス氏(Brandon代表)
テーマ②「パラグアイや世界の経済の見通し・現状」
講師 マヌエル・フェレイラ氏(MF Economíaコンサルティング代表)
日時 12月2日(木)朝6時~8時半 

【参加方法】
●パラグアイにご興味があり、また6回目のセミナー参加をご希望の方は、以下のリンクから登録をお願いします。登録完了後、ZOOMのアクセスリンクがご指定のメールアドレスに送付されます。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_qx6GfRvHRo2AHKaj3-EJmw

【講演資料】
※日にちはパラグアイの日付となります。

12月
3
2021
「コロンビア大使館/PROCOLOMBIA」よりのお知らせ:太平洋同盟セミナー(スタートアップエコシステムにおける投資機会)開催のご案内: 12月3日(金)14:30-16:30」
12月 3 @ 14:30 – 16:30

来る12月3日(金)14時30分より、太平洋同盟(北からメキシコ,コロンビア,ペルー、チリの4か国。日本は59か国のオブザーバー国の一つ)セミナー『スタートアップエコシステムにおける投資機会』と題し、ハイブリッドセミナーを開催する運びとなりました。

太平洋同盟のイノベーション分野への投資を誘致し、ビジネスを促進するため、加盟国4ヶ国の政府投資促進機関がスタートアップエコシステムに焦点をあて、ビジネスと投資の機会を紹介いたします。

太平洋同盟とビジネスをするメリットについて説明し、起業家精神、イノベーション、第4次産業革命のテクノロジーの活用促進を目指します。

また、パネルディスカッションとして、太平洋同盟のスタートアップと協業したことのある日本企業に登壇いただき、各社の経験を語っていただきます。

さらに、来年2022年の上四半期には、太平洋同盟のピッチセッションの開催を予定しています。

日程: 2021年12月3日(金)
時間: 14時30分~16時30分(日本時間) 開場:14時~
主催: 太平洋同盟促進機構、日本貿易振興機構(JETRO)、米州開発銀行(IDB)
後援: 海外投融資情報財団(JOI)
言語: 英語・日本語(同時通訳)
形式: ハイブリッドセミナー(オンサイトとオンラインの並行開催)
オンサイト会場: アークヒルズクラブ(ABCルーム)
東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル East Wing 37F  (先着順60名)
オンライン: ZOOM申込みされた方に後日、視聴リンクをお送りいたします。
申込方法:こちら↓のサイトでご登録ください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSejUjL8aXDRulQnM3EflkDFMikoOAmQcCsSPtLDea39Fp0dJw/viewform
プログラム他詳細 :添付PDFご参照

登壇予定者 ※敬称略

駐日コロンビア特命全権大使 サンティアゴ・パルド
日本貿易振興機構 理事 小野村 拓志
ソフトバンク・ビジョンファンド パートナー ハビエル・ビジャミサール
コロンビア大使館 商務参事官 / ProColombia フアン・カミロ・ゴメス
チリ大使館 商務参事官 / ProChile ハイメ・リベラ
メキシコ大使館 商務参事官 アドルフォ・ラボルデ
ペルー大使館 商務参事官 フェルナンド・アルバレダ / Promperu
マルイチエアリアルエンジニア株式会社(maec) 代表取締役 酒井 順子
(株) ツクリエシニアマネージャー/インキュベーショングループ 黒澤 直子
ミライ・イノベーションMirai Innovation Research Institute 最高技術責任者 ペナロサ クリスチャン
LEAP ゲームスタジオ:ペルーからのビデオゲームクリエーション LEAP 共同創設者 ミッチェル・バークレー
米州開発銀行 (IDB) アジア事務所 所長 田中 秀

京都外国語大学ラテンアメリカ研究所からの講演会のお知らせ:「巨大噴火に屈しなかった古代メソアメリカの人々」
12月 3 @ 18:00 – 19:30

この度、京都外国語大学ラテンアメリカ研究所では、コロラド大学ボルダー校博士研究員市川彰先生をお迎えし、講演会を開催いたします。

市川先生による中米エルサルバドル共和国サン・アンドレス遺跡の発掘資料をもとにした新しい解釈は、英国の学術誌Antiqutyや米国ナショナル・ジオグラフィック・デジタル版に発表され高い評価を受けました。
講演会ではこの新解釈について具体的にお話しいただきます。ぜひこの機会にご参加ください。

【テーマ】「巨大噴火に屈しなかった古代メソアメリカの人々」
【講演者】 市川 彰(いちかわ あきら)氏(京都外国語大学ラテンアメリカ研究所客員研究員・日本学術振興会海外特別研究員・コロラド大学ボルダー校博士研究員)
【日時】  2021年12月3日(金)18:00~19:30
【参加方法】Zoomによるオンライン形式 ※参加費無料(事前申し込みが必要です)
※講演会案内・申し込み方法等、以下のURLをご覧ください。 
https://www.kufs.ac.jp/news/detail.html?id=N8xIyYlp

お問い合わせ:
京都外国語大学ラテンアメリカ研究所
〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6
TEL: 075-312-3388/Email: ielak@kufs.ac.jp

ポスター:「巨大噴火に屈しなかったメソアメリカの人々」

カテゴリー: 協会外セミナー
12月
11
2021
ブラジルが舞台のドキュメンタリー『街は誰のもの?』12月11日(土)公開
12月 11 終日

ブラジルが舞台のドキュメンタリー『街は誰のもの?』12月11日(土)公開

監督・撮影・編集:阿部航太
グラフィテイロ:エニーボ / チアゴ・アルヴィン / オドルス / 中川敦夫 / ピア
配給・制作・宣伝:Trash Talk Club
日本| 2021年 | 98 分
12月11日(土)よりイメージフォーラムほかで公開予定
https://machidare.com/
https://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/4837/

 グラフィテイロ(グラフィティアーティストの現地での呼称)がつぶやく背景に広がるのは、南米一の大都市サン・パウロ。そこには多様なルーツ、カルチャーが混沌とするブラジル特有の都市の姿があった。

 東京でグラフィックデザイナーとして活動する阿部航太が、2018—19のブラジル滞在で体感した「街」。そこには歪んだ社会に抗いながら、混沌の波を巧みに乗りこなすグラフィテイロ、スケーター、そして街を歩き、座り込み、踊り明かす人々がいた。イリーガルな表現活動から日常生活まで、地続きに営まれるその風景は、私たちが知っている街の姿を痛快に批判しているように思えた。

 ブラジルの4都市を巡り、路上から投げかけられた一つの問いへの答えを追うストリート・ドキュメンタリー。

 監督はグラフィックデザインをベースとしながら文化人類学的アプローチで活動する阿部航太。ブラジル滞在を経て、本作の元となる『グラフィテイロス』(2019年)を製作し、人類学者、建築史家、グラフィティライターなどをゲストに招いた日本各地での自主上映で好評を博す。そして2021年、より広い視点で都市を捉えなおし、スケーターやカーニバル、デモンストレーションなどの約50分の新たな映像を加え編集し直したのが本作『街は誰のもの?』である。

ブラジルのストリートが映し出された画面からは、淡々としながらも日本から来たひとりのデザイナーの新鮮な驚きが伝わってくる。人々と対話し、身振りを模倣し、街との関係性を観察していく過程で、“映し出された街”だけでなく、“鑑賞者にとっての街”の見え方までもが大きく揺さぶられていく。