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ラテンアメリカ・カリブ研究所レポート ILAC2024-6 2024 年7月「歴史から見たラテンアメリカのかたち―その9: 権威主義体制の時代 」渡邉利夫

【要旨】
この稿では 1960 年代後半からのラテンアメリカの「軍政の時代」について語る。

筆者はこの時代を特徴づける権威主義体制が生まれたのは、ウルグアイ、アルゼンチンの都市ゲリラの跳梁に始まって、左翼主義の伸長が理由の一つであったと考えている。この稿で両国の軍政に加えブラジルとペルーの軍政がどのようなものであったかを説明する。

また個人独裁についてはドミニカ共和国のトルヒーリョを例に説明する。次いでこの時代の米国のラテンアメリカ政策を説明する中で、米 CIA のアリェンデ政権に対する秘密工作、南米各国の軍政が起こした人権侵害を巡る米国とラテンアメリカ諸国との軋轢を語る。

筆者はこのシリーズで俯瞰してラテンアメリカの縦の歴史ばかりでなく横から串刺した歴史を書くことにも留意しているが、この稿ではラテンアメリカの視座から歴史を語る。

キーワード: 権威主義、都市ゲリラ、ブラジルの軍政、ペルーのべラスコ政権、チリのアリェンデ左翼政権とピノチェ

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ファイル名(File Name) ILAC2024_6.pdf
ファイル容量(File Capacity) 1 MB
バージョン(Version) 1
作成日(Published) 2024年7月29日
ダウンロード回数(Downloaded Numbers) 67 回
カテゴリ(Category) ラテンアメリカ・カリブ研究所レポート
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