『福祉レジーム』(アルゼンチン、ブラジル、メキシコ) 新川 敏光編書 | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会
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『福祉レジーム』(アルゼンチン、ブラジル、メキシコ) 新川 敏光編書

これまでの「社会民主主義」「保守主義」「自由主義」の3類型論を見直して、「家族主義」を加えた4類型を提起し、第二次大戦後の資本主義の下での西欧民主主義諸国の経験を一般化・理念化した「福祉国家論」から、それらの枠から外れた日本など主義・国家形態を超えて社会システムを福祉という観点から特徴づける一般的概念である「福祉レジーム論」へ移行する例として、欧米・アジアとともにラテンアメリカ、東欧の実例で解説している。

ラテンアメリカについては、「保守主義+フォーマルセクターのアルゼンチン福祉レジーム」(宇佐見 耕一-同志社大学教授)、「岐路に立つ「新しいブラジル」の福祉レジーム」(近田 亮平-アジア経済研究所副主任研究員)、「分断化された社会におけるメキシコ福祉レジーム」(畑 恵子-早稲田大学教授)の考察が収録されている。

〔桜井 敏浩〕

〔福祉+α ⑧ ミネルヴァ書房 2015年11月 244頁 2,800円+税 ISBN-978-4-623-07388-7 〕