【ラテンアメリカ・カリブ研究所レポート】「オバマ米大統領、歴史的なキューバ訪問-その意義と成果」(下)(桑山幹夫)
本稿は上下2回に分かれるが、まず(上)では今回のオバマ大統領のキューバ訪問中に起こった出来事の内容を簡単にまとめた上で、訪問に先立って発表された追加緩和策と今回の訪問の目的と意義を米キューバ両国の立場から論考した。本稿(下)では、キューバ経済が直面する問題とキューバが米国との和解で期待する経済的利益について、マクロだけでなくミクロ経済、特に経済社会の構造的問題と所得格差の観点から考察し、進行する国交正常化プロセスが逆戻りすることなく更に深化するうえで障害となりうる幾つかの課題について論考する。その上で、4月16~19日の日程で開催されたキューバ共産党大会の内容も踏まえて、今回のオバマ大統領のキューバ訪問の意義と成果を結論としてまとめてみたい。
ファイル名(File Name) | 「オバマ米大統領、歴史的なキューバ訪問---その意義と成果」(下).pdf |
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ファイル容量(File Capacity) | 1 MB |
バージョン(Version) | 1 |
作成日(Published) | 2016年4月27日 |
ダウンロード回数(Downloaded Numbers) | 129 回 |
カテゴリ(Category) | ラテンアメリカ・カリブ研究所レポート |