「第11回ラテンビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2014」の全上映作品決定!
スペイン、メキシコ、コロンビア、チリ、ブラジル、アルゼンチン等で話題の歴史大作、サスペンス、コメディ、そしてドキュメンタリーの新作映画を中心に、例年以上にバラエティーに富んだ作品をラインナップしました。
毎年恒例となりました豪華来日ゲストとのQ&Aや関連イベントの開催も予定しております。
<開催日程&会場>
東京:10月9日(木)~ 13日(月・祝日) 新宿バルト9
大阪:10月24日(金)~ 26日(日) 梅田ブルク7
横浜:11月7日(金)~ 9日(日) 横浜ブルク13
<主催> LBFF実行委員会
■プロデューサー&プログラミング・ディレクター:アルベルト・カレロ・ルゴ
■運営:㈱ティ・ジョイ
■運営協力:新宿バルト9、梅田ブルク7、横浜ブルク13
<チケット情報> 9/13(土)より販売開始
ラテンビート映画祭オフィシャルサイト
http://www.lbff.jp
■1回券(日時作品指定券) 金額:一律1500円(税込)
販売所:オンラインチケット予約KINEZO EXPRESS/オンラインチケット予約KINEZOスマートフォン用アプリ「キネパス」/劇場窓口
■回数券 (日時作品未指定5回券) 金額:一律6000円
販売所:チケットぴあ
*タイムテーブル等の詳細は公式サイトhttp://www.lbff.jpをご参照ください。
【全17作品上映リスト】
◆「エル・ニーニョ」(スペイン)監督:ダニエル・モンソン/出演:ルイス・トサル、ヘスス・カストロ
◆「エル・ソムニ ー夢の饗宴―」(スペイン)監督:フランク・アル―/出演:ジョアン・ロカ
◆「Flowers」(スペイン)監督:ホセ・マリ・ゴエナガ、ジョン・ガラーニョ/出演:ナゴレ・アランブル
◆「グエロス」(メキシコ)監督:アロンソ・ルイス・パラシオス/出演:テノッチ・ウエルタ
◆「セザール・チャベス」(米・メキシコ)監督:ディエゴ・ルナ/出演:マイケル・ペーニャ、アメリカ・フェレーラ
◆「ブエノスアイレスの殺人」(アルゼンチン) 監督:ナタリア・メタ/出演:チノ・ダリン、デミアン・ビチル
◆「殺せ」(チリ・フランス)監督:アレハンドロ・フェルナンデス・アルメンドラス/出演:ダニエル・カンディア
◆「デリリオ -歓喜のサルサ-」(コロンビア・スペイン)監督:チュス・グティエレス/出演:カロリーナ・ラミレス
◆「解放者ボリバル」(ベネズエラ・スペイン)監督:アルベルト・アルベロ/出演:エドガー・ラミレス
◆「ガラパゴス・アフェア ―悪魔に侵された楽園―」(米)監督:ダニエル・ゲラー、デイナ・ゴールドファイン
◆「悩めるジアンのバラード」(ブラジル) 監督:フェリペ・バルボザ/出演:サレス・カバルカンチ
◆「クレージー メキシコ大作戦」(日本) 監督:坪島孝/出演:クレージーキャッツ
◆「Living is easy with eyes closed」(スペイン)監督:マーク・シルバー、出演:ハビエル・カマラ
(アレックス・デ・ラ・イグレシア監督特集)
◆スガラムルディの魔女 (スペイン) 監督・脚本:アレックス・デ・ラ・イグレシア/出演:ヒューゴ・シルヴァ
◆トガリネズミの巣穴 (スペイン) 監督:エステバン・ロエル、フアン・フェルナンド/出演:マカレナ・ゴメス
◆メッシ (スペイン・アルゼンチン) 監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア/出演:リオネル・メッシ
◆ビースト 獣の日 (スペイン) 監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア/出演:アレックス・アングロ
【おもなラテンアメリカ関連作品詳細】
(メキシコ)
■セザール・チャベスCesar Chavez
監督:ディエゴ・ルナ/出演:マイケル・ペーニャ、アメリカ・フェレーラ、ジョン・マルコビッチ/2013年/ドラマ/米・メキシコ/102分
1960~70年代、カリフォルニアのブドウ農園では、ブラセロと呼ばれる多くのラテン系季節労働者が、低賃金重労働を強いられ、差別的扱いを受けながら過酷な生活を送っていた。彼らの待遇改善のために立ち上がったメキシコ系移民、セザール・チャベスは、ブドウの不買運動やデモ行進、断食など、非暴力での抵抗を続け、労働者の権利を勝ち取っていく。実在した労働運動の旗手チャベスの生き様を、メキシコを代表するスター俳優ディエゴ・ルナが企画・製作・監督した入魂の一作。
■グエロス Gueros
監督:アロンソ・ルイス・パラシオス/出演:テノッチ・ウエルタ、セバスティアン・アギーレ、イルセ・サラス/2014年/コメディ/メキシコ/106分
大学のストライキ中、学生のソンブラとサントスは、メキシコシティーの古アパートで怠惰な日々を送っていた。ある日、ソンブラの弟トーマスが部屋に転がり込んできた。3人はトーマスが憧れる伝説のミュージシャンが、今や病床に伏していると知り、彼を探しに向かうが…。学生運動で荒れる大学構内や危険なスラム街などをリアルなモノクロ映像で描き出すロード・ムービー。
2014年ベルリン国際映画祭で初監督作品賞受賞。ガエル・ガルシア・ベルナルが製作に関わっている。
(アルゼンチン)
■メッシ Messi
監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア/出演:リオネル・メッシ、アンドレス・イニエスタ、ペップ・グアルディオラ/2014年/ドキュメンタリー/スペイン・アルゼンチン/93分
アルゼンチンの天才サッカー選手リオネル・メッシ。2014年W杯ではアルゼンチンは優勝を逃したものの、メッシの存在感は際立っていた。そんなメッシの子供時代の映像や再現ドラマ、チームメイトや監督など彼を知る人々へのインタビュー等で構成。メッシの栄光への道のりを追ったスポーツ・ドキュメンタリー。
■ブエノスアイレスの殺人 Muerte en Buenos Aires
監督:ナタリア・メタ/出演:チノ・ダリン、モニカ・アントノプロス、デミアン・ビチル/2014年/サスペンス・ドラマ/アルゼンチン/91分
舞台は80年代のブエノスアイレス。敏腕警部チャベスは、ある男の凄惨な殺人事件現場に駆け付ける。そこにはガンソと呼ばれる若い警官が先に到着していた。捜査線上に浮かんだ容疑者が、ゲイの集うクラブにいることを突き止めた二人は、店に潜入する。警部チャベスには『チェ 28歳の革命』でカストロを演じたメキシコの俳優デミアン・ビチル。怪しげな魅力を放つ警官ガンソ役を、アルゼンチンを代表する名優リカルド・ダリンの息子、チノ・ダリンが演じている。
(コロンビア)
■デリリオ-歓喜のサルサ- Ciudad Delirio
監督:チュス・グティエレス/出演:カロリーナ・ラミレス、フリアン・ビリャグラン、イングリッド・ルビオ/2014
年/ロマンティック・コメディ/コロンビア・スペイン/100分
スペイン人の医師ハビエルは、仕事で訪れたコロンビアのカリでサルサスクールのオーナーであるアンジーに心奪われる。彼女は世界で最も有名なサルサショー「デリリオ」のオーディションに挑むべく生徒たちと日夜練習に励んでいた。決して交わることのなかった二つの人生が再び交差したとき、誰もが踊る街が愛と情熱に染まる!振付は明和電機とのコラボ「ROBOT!」等、世界的に活躍するスペイン人コレオグラファー、ブランカ・リーが手掛けた。
(ベネズエラ)
■解放者ボリバル Libertador
監督:アルベルト・アルベロ/出演:エドガー・ラミレス、マリア・バルベルデ、イワン・リェオン/2013年/ドラマ/ベネズエラ・スペイン/119分
19世紀初頭、南米諸国をスペインからの独立に導いた英雄シモン・ボリバルの半生をドラマチックに描く。今まで語られることのなかった英雄ボリバルの激動の半生や、大迫力の戦闘シーンなど、見どころ満載の歴史大作である。英雄ボリバルに扮するのは、『カルロス』(LBFF2011出品)に主演したベネズエラ出身俳優エドガー・ラミレス。音楽監督は同じくベネズエラ出身のグスターボ・ドゥダメル。
(ブラジル)
■悩めるジアンのバラード Casa Grande, or the Ballad of Poor Jean
監督:フェリペ・バルボザ/出演:サレス・カバルカンチ、マルセロ・ノバエス、スザナ・ピレス、ブルーナ・アマヤ/2014年/ドラマ/ブラジル/115分
鉄柵に囲まれたリオの豪邸で暮らす17歳のジアンは、進路や恋愛など悩みがつきない。何不自由のない暮らしを送りながらも、ジアンは過保護な家族から逃げ出すことを考え始める。一方、ジアンの家は経済的に大きな問題を抱えていた
…
。リオのスラム街とは対照的な豪邸での暮らしを、多感な少年の視点で描いた青春ドラマ。これが長編フィクション初監督作となるバルボザ監督の半自伝的作品である。
(エクアドル)
■ガラパゴス・アフェア ―悪魔に侵された楽園― The Galapagos Affair: Satan Came to Eden
監督:ダニエル・ゲラー、デイナ・ゴールドファイン/声の出演:ケイト・ブランシェット、トーマス・コレッチマン、ダイアン・クルーガー/2013
年/ドキュメンタリー/米/120分
1930年代、ダーウィンの進化論で名高い野生動物の楽園ガラパゴス諸島で起こった連続失踪・怪死事件の謎に迫ったドキュメンタリー。残された手記や写真、映像と、現在の島民へのインタビューを巧みに編集。事件の鍵を握る人物たちの声をケイト・ブランシェット等スター俳優が務めるなど、リアルな「藪の中」ミステリーとしても見応えがある。
(チリ)
■殺せ Matar a un hombre
監督:アレハンドロ・フェルナンデス・アルメンドラス/出演:ダニエル・カンディア、ダニエル・アンティビロ、アリエル・マテルナ/2014
年/ドラマ/チリ・フランス/82分
森林公園で働くホルヘは、近所に住むチンピラから絡まれても抵抗できない気弱な男。ある晩、息子がチンピラのボス、カルレに撃たれ重症を負う。ホルヘと妻は法に訴えるが、カルレはすぐに釈放されてしまう。まもなくカルレたちの執拗な嫌がらせがエスカレートし…。家族を守るすべのない父の苛立ちや失望、そして復讐を描いたドラマ。
2014年サンダンス映画祭ワールドシネマ部門で審査員賞受賞。