日 時:2022年5月26日(木)21:00~22:15(日本時間)07:00~08:15(ブラジル時間)
形 式:リモート(Zoom)方式
テーマ:「ブラジルの文化としてのカーニバル -情熱と信念、諧謔とアートのエンターテインメント」
講 師:細川多美子(サンパウロ人文科学研究所理事)
参加者:80名(ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ等からの参加者を含む)
本年度「ラテンアメリカなるほどトーク」の第2弾として、世界を代表する豪華イベントであるリオのカーニバルを取り上げました。
講師の細川多美子さんは上智大学を卒業され、ブラジル在住30年になります。その間、ご自分で「BUMBA」と題する月刊誌を発行され、ブラジルの文化や観光の魅力を情報発信してこられました。2012年以降は、サンパウロ人文科学研究所理事として活躍されています。特に注目すべきは、2年半がかりで、ブラジルの日系人社会の実態を調査する業務に携わって来られました。18名の調査員を陣頭指揮し、ブラジル全土の500か所以上の日系人協会や日本人会館を取材し、「多文化社会ブラジルにおける日系社会の実態調査」をまとめられました。
また今回のテーマについては、世界最大のイベントの一つであるリオのカーニバルの魅力について語っていただきました。細川さんは、今年も含め連続26年間、リオのエスコーラ・デ・サンバの名門マンゲイラ・チームの一員として出場されています。その体験からリオのカーニバルの変遷、エスコーラ間の競争、プログラムの具体的内容、マンゲイラと地域社会との関係、カーニバルのコスト、審査方法、会場の雰囲気、日系人の活躍等につき、美しい写真を使用しながら、臨場感あふれる紹介をさ
れました。
講演後は活発な質疑応答が行われ、懇切丁寧に回答されました。桜井(悌司)記