日ごろより当協会の活動にご理解とご支援をいただき有り難うございます。今回は、協会活動の重要な一環とする「ラテンアメリカ・カリブ研究所」の主催で講演会をご案内いたします。
ロシアによるウクライナ侵攻により、世界のグローバリゼーションは予断を許さない状況となってきました。こうした時節だからこそ、地道な研究をベースとした国際関係への理解は不可避といえます。ご講演をいただく上智大学の岸川 毅教授は国際関係論を専門とされ、かつスペイン語および中国語双方にも堪能という、日本では特異な研究者のひとりです。ここ数年、ラテンアメリカ関連の中国、台湾の中国語文献を収集、分析し、「中国文献にみる中国・ラテンアメリカ関係」と題する研究所モノグラフ(56 頁)をまとめられました。
中国、台湾で出版されたラテンアメリカ関連の文献のほか、中国については学術誌『拉丁美州研究』(ラテンアメリカ研究)、台湾については大学院の修士論文をリストアップして、どのような特質、傾向があるかを分析しています。地道な研究ではありますが、中国・台湾=ラテンアメリカ関係のバックグラウンドを知る貴重なものです。ラテンアメリカにおいても、中国の動きが活発化し、その中で、厳しい立場におかれている台湾について、日頃、目にし、耳にするニュースとは、別なアングルからの分析をお聞きいただきたくご案内します。
なお、上記モノグラフ「中国文献にみる中国・ラテンアメリカ関係」は上智大学イベロアメリカ研究所(ibero@sophia.ac.jp)にて1,320 円(消費税・送料込み)で入手可能です。
日時 | 2022年7月1日(金)16:00~17:30 |
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形式 | リモート(Zoom)方式 |
演題 | 「中国語文献にみる中国、台湾、ラテンアメリカ関係」 |
講師 | 岸川 毅 上智大学教授、上智大学イベロアメリカ研究所所員 |
参加費 | 会員 無料、非会員 1,000 円。ただし大学院・大学生は無料 |
申込期限 | 2022年6月28日(火) |
下記Webサイトより2022年6月28日(火)までに、お一人ずつご登録ください。お早めにお申込み頂ければ幸いです。
https://latin-america.jp/seminar-entry
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