執筆者:桜井悌司(ラテンアメリカ協会常務理事)
「はじめに」
ラテンアメリカ協会のホームページの「投稿欄」に2021年4月から12月まで、12回にわたって、「ラテン好きのためのリベラルアーツ」というタイトルで連載しました。内容は下記の通りです。
1回目 ラテンアメリカのノーベル賞受賞者
2回目 ラテンアメリカの国花と国鳥
3回目 ラテンアメリカ出身のメジャーリーガーたち
4回目 ラテンアメリカの著名サッカー選手 上中下
5回目 ラテンアメリカの歴代オリンピック・ゴールドメダリスト
6回目 ラテンアメリカの著名建築家
7回目 ラテンアメリカの著名作家たち 上下
8回目 ラテンアメリカの著名ボクサー
9回目 ラテンアメリカの著名画家たち
10回目 ラテンアメリカの著名作曲家たち
11回目 ラテンアメリカの国際空港と人名
12回目 ラテンアメリカ主要国の紙幣と人名
これら一連のレポートは、ラテンアメリカ全域をカバーしていますが、個々の国に関心のある方から見ると使い勝手が悪いかも知れません。そこで今回、上記レポートを基本にして、主要国の著名文化人・スポーツ選手等の人名録を作成することにしました。さらに詳細な情報入手を希望される方は、上記のレポートにアクセス下さい。今回は、キューバを取り上げました。内容は、下記の通りです。
キューバは、小説や詩といった文芸活動が盛んな国である。ここでは、10名の作家を紹介する。
*シリロ・ビジャベルデ Cirilo Villaverde de la Paz
1812年~1894年。キューバの作家。代表作は、「セシリア・バルデス」Cecilia Valdésで、19世紀キューバの最高の小説と言われている。植民地時代の大地主・奴隷商人の私生児の娘のストーリーで階級と人種問題がテーマである。
*ホセ・マルティ José Martí Perez
1853年~1895年。 キューバの著作家、革命家、モデルニスモの先駆者。キューバの独立の英雄で、独立の使徒(Apóstol)と言われている。代表作は、詩集「イスマエリージョ」Ismaelillo。日本語にはホセ・マルティ選集3巻。
*ニコラス・ギジェン Nicolás Guillén
1903年~1989年。キューバの詩人、ジャーナリスト、政治家。キューバの国民的詩人と評されている。1961年より30年間にわたり、キューバ作家協会の会長を務める。外側から見た黒人に関する詩が多く、Poesía Negra(黒い詩)で有名。レーニン平和賞、キューバ国民文学賞を受賞。
*ドゥルセ・マリア・ロイナス Dulce María Loynaz
1902年~1997年。キューバの詩人、小説家。世界的な抒情詩作家と見なされている。代表作は、小説「庭」 Jardín で魔術的リアリズムの手法が見られる。 詩「名前のない詩」 Poemas sinnombre 詩「テネリーフェの夏」Un Verano de Tenerife。1992年セルバンテス賞を受賞。
*アレホ・カルペンティエール Alejo Carpentier y Valmont
1904年~1980年。キューバのジャーナリスト、小説家。20世紀のラテンアメリカ文学に大きな影響を与えた。魔術的リアリズムの旗手。フィデル・カストロ政権下で文化活動のリーダー役を務めた。代表作は、「失われた足跡」Los pasos perdidosで楽器を求めてジャングルに入る音楽家の話。 「この世の王国」 El reino de este mundoは、ハイチ革命を描いた小説。1977年セルバンテス賞を受賞。
*ホセ・レサマ・リマ José Lezama Lima
1910年~1976年。キューバの詩人、小説家、エッセイスト。 代表作は、小説「パラディーゾ」Paradisoで主人公の少年時代・青年時代の葛藤を描く。バロック調の文体でキューバのプルーストと呼ばれている。
*ギジェルモ・カブレラ・インファンテ Guillermo Cabrera Infante
1929年~2005年。キューバの小説家、評論家。代表作は、「トラのトリオのトラウマとロジー」Tres Tristes Tigres「煙に巻かれて」Holy smoke、 「熱帯の夜明けの景色」 Vista del amanecer en el trópico。1997年セルバンテス賞、1997年ビブリオテカ・ブレベ賞受賞。
*ニバリア・テヘーラ Nivaria Tejera
1929年~2016年。キューバの詩人、小説家。代表作は、「太陽の夢遊病者」Sonámbulo del sol 等。
1971年ビブリオテカ・ブレベ賞を上記作品で受賞。人生の大部分をパリで過ごした。
*レイナルド・アレーナス Reinaldo Arenas Fuentes
1943年~1990年。キューバの小説家、詩人、劇作家。同性愛者のためキューバ政府に迫害される。代表作は、「夜明け前のセレスティーノ」Celestino antes del alba、「夜になる前に」Antes que anochezca等。
*レオポルド・パドゥーラ・フエンテス Leopoldo Padura Fuentes
1955年~2015年。 キューバの小説家、推理作家。代表作は、「犬を愛した男」El hombre que amaba a los perros、推理小説としては、マリオ・コンデ警部補シリーズ、その4作目の「秋の風景」 El paisaje de otoñoでダミール・ハメッド国際推理小説賞を受賞。2015年アストウリアス皇太子賞を受賞。
インターネットで調べると下記のようなキューバを代表する画家のリストがあった。この中から3名の画家を紹介する。
intores Cubanos famosos y sus obras/ La Isla al oleo por Amalia Triana
画家名 | 画家名 |
1) Amelia Pelaez (1896-1968) | 2) Victor Manuel (1897-1969) |
3) Carlos Enrique (1900-1957) | 4) Wilfredo Lam (1902-1982) |
5) Mariano Rodríguez (1912-1990) | 6) Cundo Bermúdez (1914-2008) |
7) Carmen Herrera (1915- ) | 8) Emilio Sánchez (1921-1999) |
9) Choco (1949- ) | 10) Mendive (1944- ) |
11) Nelson Domínguez (1947- ) | 12) Bonachea (1947-2012) |
13) García Peña (1949- ) | 14) Roberto Fabelo (1950- ) |
15) Zaida del Rio (1954- ) | 16) Flavio Garciandia (1954- ) |
17) José Bedia (1959- ) | 18) Eduardo Guerra Hernández (1967- ) |
19) Alexis Leyva Machada (1970- ) | 20) Luis Enrique Camejo Vento (1971- ) |
*ウイフレド・ラム Wifredo Lam
1902年~1982年。アフロキューバンの精神を持つ中国系のキューバの画家。名実ともキューバを代表する画家。マドリードのサンフェルナンド王立アカデミーに学ぶ。スペイン、フランス、イタリア等に滞在し、活動を広げる。ピカソ、マチス、フリーダ・カロ、ディエゴ・リベラ等との交友を深めながらユニークなスタイルを創造した。代表作は、「ジャングル」でMOMAが購入した。世界の主要な美術館、MOMA,テート美術館、ポンピドー・センター、ソフィア王妃美術館等で展示会を行っている。2002年には、横浜美術館でも個展を行った。
*ラウール・マルティネス Raúl Martínez
1927年~1995年。キューバの画家、デザイナー、写真家、グラフィック・アーチスト。キューバの独立や革命の永久であるホセ・マルティ、カミロ・シエンフエゴス、チェ・ゲバラなどの肖像をカラフルに描いたポップアートで有名。キューバ革命後は、キューバ映画研究所、カサ・デ・ラス・アメリカス等の創立に貢献した。キューバ国内での展示会がほとんどである。
*アナ・メンディエッタ Ana Mendieta
1948年~1985年。キューバ生まれ、米国で活躍したパーフォーマンス・アーチスト、彫刻家、画家、ビデオ・アーチスト。Land artで知られている。フェミニズム、暴力、人生、死、アイデンティティ等をテーマにした。代表作はシルエット・シリーズで彼女の作品は、MOMA、テート美術館、ポンピドー・センターの展示されている。ニュヨークタイムズも2018年に彼女の業績を紹介した。
キューバの代表的な作曲家4名を紹介する。
*エルネスト・レクオーナ Ernesto Lecuona
1896年~1963年。世界的に有名なキューバの作曲家、ピアニスト、バンドリーダー。11歳で最初の作品を作曲、14歳でハバナ音楽院に入学、17歳で優等生として卒業。1916年に米国でデビューし、米国に定住、1930年代にバンド「レクオーナ・キューバン・ボーイズ」を結成し、米国、中南米、欧州を演奏旅行。クラシック音楽の他、ミュージカルや映画音楽等600曲の作品を残している。代表作は、「アンダルシア組曲」Suite Andalucía、「アフロキューバ組曲」Afro-Cuban Suite等々。日本人のほとんどが知っている曲目としては、「シボネイ」、「マラゲーニャ」Malagueña、「そよ風と私」The Breeze and I、「Always in my heart」Siempre en mi corazón(アカデミー賞にノミネートされた)等がある。
*レオ・ブロゥウエル Leo Brouwer
1939年~。キューバの作曲家、ギタリスト、指揮者。米国に留学、ハーヴァード大学やジュリアード音楽学校で学ぶ。彼の作品の多くはギターの独奏曲であるが、ギター協奏曲、オーケストラ曲、40本以上の映画音楽も手掛けている。代表作は、「子守歌」Canción de cuna、「11月のある日」Un día de noviembre、「黒いデカメロン」El Decamelon negro、「雨のあるキューバの風景」Paisaje cubano con lluvia等がある。キューバを拠点に活動しており、ユネスコのInternational Music Councilの名誉会員。
*パキート・デ・リベラ Paquito D’Rivera (1948-)
1948年~。キューバのアルトサックス奏者、クラリネット奏者、作曲家、バンドリーダー。12歳でハバナ音楽院に入学、1965年、17歳の時にキューバ国立シンフォニー・オーケストラと共演、1973年にジャズ、ロック、クラシック、キューバ音楽を融合したバンド「イラケレ」を結成した。1980年に米国に亡命、米国を拠点に活動する。彼の活動は目覚ましく、グラミー賞やラテン・グラミー賞を12回受賞。カーネギーホールでの公演の他世界の有名なシンフォニー・オーケストラと共演した。多数の栄誉を受けたが、2005年には、米国のNational Medal of Artsを受賞した。40種のソロアルバムを発表している。日本でも、2014年、国立音楽大学で公開レッスン、2018年には東京のブルーノートで公演を行っている。
*リカルド・イスナオーラRicardo Iznaola
1949年~。キューバのギターリスト、作曲家、作家、音楽教授。この世代の最も卓越したクラシック・ギターの一人。過去40年間で、4つの音楽賞を獲得、50以上の作曲を手掛け、4冊の書籍を出版した。過去32年間にわたって、米国のデンヴァ―大学のギター教授を務める。2016年には、Guitar Foundation of Americaの終身芸術業績賞を受賞している。
「誰もが知っているキューバの曲目とその作曲家」
曲名 | 作曲家 | その他・コメント |
El Manisero | Moises Simons(1889-1949) | 南京豆売りで有名 |
Malagueña,Siboney,
Andalucía |
Ernesto Lecuona(1895-1963) | キューバの生んだ大作曲家、テノール歌手が歌う曲 |
Guantanamera | Joseito Fernández(1908-1979) | 世界的に流行したキューバの代表的な歌 |
El Cumbanchero | Rafael Hernández(1892-1965) | 日本の高校野球でも宝塚でもよく使われている |
El Mambo, Mambo No5, Mambo No8, Patricia,
La Macarena、Cerezo Rosa |
Damaso Perez Prado(1916-1989) | キューバのマンボ王、La Macarenaは「闘牛士のマンボ」世界を席巻した |
Babalú, Tabú | Margarita Lecuona(1910-1981) | アフロソングの代表的曲目
エルネストの従妹 |
Veinte años | María Teresa Vera(1895-1965) | ボレロ |
Chan Chan | Company Segundo(1895-1965) | ブエナ・ビスタ・ソシアルの中心的メンバー |
Lágrimas negras | Miguel Matamoros(1894-1971) | 「黒い涙」、トリオ・マタモロスのリーダー、作曲家 |
Quizás, Quizás, Quizás, | Osvaldo Farres(1903-1985) | キューバの作曲家による曲目 |
キューバはドミニカ共和国やベネズエラと並び多くの名選手を米国に送り出した。ここでは、10名の名選手を紹介する。
*マルテイン・ディーゴ(Martin Dihigo)
1905年~1971年 キューバ・リーグ、メキシカンリーグ、投手、内野手、外野手。1977年二グロ・リーグの特別委員会の選考で米国の殿堂入り。キューバ政府のスポーツ大臣を死ぬまで務める。
*カミロ・パスカル(Camilo A. Pascual)
1934年生まれ。セネターズ、ツ゚ゥインズ所属、投手。 三振奪取王3回(1961年~63年)オールスター戦5回出場。効果的なカーブでテッド・ウイリアムスを苦しめた。
*トニー・オリーバ(Tony Oliva)
1938年生まれ。ツインズ所属、引退後コーチ、外野手。1964年新人王、1966年ゴールドグラブ賞、オールスター出場8回。
*トニー・ペレス(Atanasio Pérez)
1942年生まれ。レッズ、エクスポス、レッドソックス所属。内野手。殿堂入り、安打数2732本、オールスター戦出場7回、1967年のオールスタ戦のMVP,1980年、ルー・ゲーリック賞、殿堂入り。
*ホセ・カンセコ(José Canseco)
1964年生まれ。アスレティックス、レンジャーズ、レッドソックス等に所属、外野手。1988年ホームラン王(2回)、打点王、シリーズMVP。オールスター戦6回出場。通算本塁打462本。ボクサー、総合格闘技の選手でもあった。
*ラファエル・パルメイロ(Rafael Palmeiro)
1964年生まれ。カブス、レンジャーズ、オリオールズに所属、ファースト。1990年最多安打191、通算安打数3020、ゴールドグラブ賞3回、オールスター戦出場4回。メジャーリーグ史上4人目の通算3,000安打、500ホームランの達成。
*レイ・オルドニェス(Reinaldo Ordóñez)
1971年生まれ。メッツ所属、ショート。ゴールドグラブ賞3回。1999年の守備率、994はナショナルリーグ記録。
*ヨエニス・セスペデス(Yoenis Cespedes)
1985年生まれ。アスレテイックス、メッツ所属、外野手。2015年外野手ゴールドグラブ賞、オールスター戦2回出場。2009年WBCキューバ代表。
*ホセ・アブレイュ(Jose Abreu)
1987年生まれ。ホワイトソックス所属、ファースト等。キューバ・リーグで活躍後メジャーリーグ入り。2013年第3回WBCのキューバ代表。2014年新人王、2019年(123と2020年(60)打点王、2020年最多安打76本、シーズンMVP。
*ホルヘ・ソレア(Jorge Soler)
1992年生まれ カブス、ロイヤルズ所属、外野手。2019年ホームラン王48本、同時に三振も178。
キューバは世界でも屈指のボクシング大国である。オリンピックなどでは数多くの名ボクサーを輩出している。ここでは、プロ、アマ含めて5名のボクサーを紹介する。
*ホセ・ナポレス(José Nápoles)
1940年~2019年
キューバの元プロボクサーで、1970年代のリングを代表する王者。WBA・WBC世界ウェルター級統一王者。キューバ革命を機にメキシコへ亡命、その強さから世界王者たちに敬遠され、長く無冠の帝王として畏怖された。技巧と強打を併せ持ち、卓越した防御技術と鋭いコンビネーション・ブローで王座を2度獲得、通算13度の防衛を成し遂げた、世界ボクシングの殿堂入り。
*シュガー・ラモス(Sugar Ramos)
1941年~2017年 元WBA・WBC世界フェザー級王者。66戦55勝(うち40回KO),負け7回、引き分け4回。殺人パンチャーと呼ばれ、2人のボクサーを死に追いやった。1963年、WBA・WBC世界フェザー級に挑戦、デビー・ムーアにTKO勝で王者になる。翌年初防衛戦で関光徳を6回TKOで退ける。64年4度目の防衛でメキシコのビセンテ・サルデイバルと対戦し、途中棄権で敗戦。世界ボクシングの殿堂入り。
*テオフィロ・ステベンソン (Teofilo Stevenson)
1952年~ キューバのアマチュアボクサー。1972年、1976年、1980年のオリンピックで3連勝。1984年のロス・オリンピックにはキューバが参加しなかったため、4連勝はならなかった。無敵の王者でプロへの誘いもあったが、祖国と家族への愛で断った。後にヘビー級王者になった3名にも勝利している。
*フェリックス・サボン(Felix Savon Fabre)
1967年~。アマチュア・ボクサー。387勝21敗。92バルセロナ、96アトランタ、2000シドニーのオリンピックのヘビー級で金メダル。86,89,92,93,95,97年の世界ボクシング選手権でヘビー級金メダル。アテネ・オリンピックでは代表のトレーナーを務めた。ニックネームは最高のリーダー(Lider Maximo)。
*ギジェルモ・リゴンド―(Guiellermo Rigondo)
1980年~ 22戦20勝〈内KO13回〉、負け1回、向こう試合1回。現WBA世界バンタム級王者、元WBA・WBC世界スーパーバンタム級スーパー王者、2000年シドニー及び2004年アテネのオリンピックで金メダル獲得。メキシコに亡命。
インターネットで知らべると、キューバには37の空港があり、内、国際空港が3、国内空港が34となっている。人名のついた空港数は18である。ここでは、下記の2空港を紹介する。
キューバで人名のついた空港 2空港
空港所在都市 | 空港名、人名 |
Havana | Aeropuerto Internacional José Martí |
Santiago de Cuba | Aeropuerto Antonio Maceo |
*ホセ・マルティ José Julián Martí Pérez
1853年~1895年。ハバナ国際空港は彼の名前に因んでいる。キューバの著作家、詩人、革命家。キューバの独立の英雄のみならずラテンアメリカにおけるモデルニスモの先駆者。ラテンアメリカの革命家に大きな影響を与えた。独立戦争に参加し、勇敢に戦うが、戦争中に被弾し死亡。キューバ革命のフィデル・カストロやチェ・ゲバラなどもその演説で度々言及する。代表作は、詩集「Ismaelillo]、論文「我らがアメリカ」Nuestra America等々。ホセ・マルティ選集全3巻が日本でも翻訳出版されている。
*アントニオ・マセオ Jose Antonio de la Caridad Maceo y Grajales
1845年~1896年。サンティアゴ・デ・クーバ国際空港は彼の名前に因んでいる。キューバ独立軍のナンバー2(中将)。スペインからの独立戦争のために30年間闘い、24回負傷した。キューバ独立戦争の最大の英雄の一人。彼の肌色から「青銅のタイタン」(El Titan de Bronce)と呼ばれ、スペイン軍からは、「グレーター・ライオン」(El Leon Mayor)と恐れられた。最後はハバナ近郊のプンタ・ブラバで戦死。上記のホセ・マルティなども大いに彼から鼓舞された。
以 上