2018年にメキシコで初めて誕生した左派政権であるロペス・オブラドール大統領は、引き続き高い支持率を維持し、来年６月の大統領選挙でも左派与党候補の勝利の可能性が極めて高い。大統領は、第4次改革と称してある意味で経済性よりも弱者に寄り添い、発展途上の南部などの地域発展を重視し、電力国有化とも言うべき政策等を断行するなどしてきた。外国企業等にとっては法定安定性に対する懸念をもたらし、コロナ禍等も相まって日本企業進出は一段落した感もある。
他方、米国の地政学的政策による北米統合の強靭化やロシアのウクライナ侵略等の国際情勢に伴い、メキシコには昨年以降NAFTA成立以降や2010年以降のメキシコ・ブームに次ぐ第3次ブームが来ていると言われる。特に、欧米さらには中国などからの投資案件が次々と発表され、投資額、対米輸出も増大、通貨も途上国の中でも強い稀有な存在となっている。
来年６月の大統領選挙と、その試金石となる本年６月のメキシコ州知事選等の政治情勢、メキシコ・ブームの内容や見通し、日本企業からの視点など、メキシコの現状と見通しについて、福嶌駐メキシコ大使より現地からご講演頂きます。是非奮ってご参加下さい。
講演会案内状：福嶌教輝 駐メキシコ合衆国特命全権大使 講演会「メキシコ政治経済情勢の現状と見通し[PDF]
| 日 時 | 2023年4月4日（火）午前10:00-11:30（日本時間） |
|---|---|
| 形式 | ZOOMによるウエビナー |
| 講演題 | 「メキシコ政治経済情勢の現状と見通し」 |
| 講師 | 福嶌教輝 駐メキシコ合衆国特命全権大使 |
| 参加費 | 会員 無料、非会員 1,000円、大学院・大学生は無料 |
| 申込期限 | 2023年3月30日（木） |
下記Webサイトより、2023年3月30日（木）までに、お一人ずつご登録ください。お早めにお申込み頂ければ幸いです。
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