執筆者:ピーター藤尾(在サンテイアゴ)
「2025年9月1日~7日」
「政治」
1)ボリッチ動向
モネダ宮殿に老人グループを呼んで「借金からさようなら」と言うお祭りをしました。先週書いたPGU年金が今月から25万ペソに値上がりしたことを祝う会です。おばあちゃんがボリッチのおかげで毎日が楽になりましたと喜びのコメント。彼女はカメラの前で一人で踊り始めました。
アメリカとベネスエラの戦争が始まったようです。べネスエラから出た小舟をアメリカが攻撃です。麻薬を持っていたとしますが、空から見て麻薬があるかなんか分かりませんね。その後、ベネスエラを見張るアメリカ艦隊の上をベネスエラ空軍機が飛びました。いつ実際の戦争が始まるか分かりません。
2)大統領選挙
世論調査ではいつものようにカスト27%、ハラ26%、マテイ14%の支持でした。JPモルガンの発表では次のチリの大統領は右翼系だろうとなっています。共産党のハラが私はボリッチ政権の継続をするつもりはありませんとコメントしました。共産党党首の様な雰囲気かな?しかし彼女が共産党色を出せば出すほどファンは減少しますね。キリスト教民主党DCは中道右翼のマテイに投票するかもしれません。マテイは失業者の減少・犯罪の縮小を2大目標にしたいとしています。彼女がもし11月の選挙に2位に入れば12月の決選に勝ちます。彼女は極右・極左との一騎打ちには勝つでしょう。市民は中道の方を理解するはずです。
カストが勝って左翼側を抑える政策を取れば、左翼は直ちに抗議デモをします。それを利用して犯罪グループが商店略奪をするでしょう。彼が警察の他に軍隊を出せばデモ隊と衝突し、死傷者が出るはずです。すると数年前の社会騒乱の再発になります。カストの陣営のトップがテレビの番組で「ボリッチ政権は無駄遣いの塊だ。私たちが政権を握れば、例えば女性省などすぐに廃棄する。全部で10万人を解雇し、支出を抑える」としました。大混乱は間違いないですね。これに関し、内務大臣は私たちはどの省庁も大事にしていきたいとしました。
ハラが勝って、世界で初めて共産党が選挙で選ばれれば、彼女は国営・国有化を進めます。すると外国資本は消えてゆき、国内資本も南米他国に動くので経済は低下しそれを抑えるために赤字財政が極端になるでしょう。困ったことです。新聞にマテイが最も理性的だとするコメントが出ました。素人の私は最初からそう考えています。
3年前の9月4日に新憲法が市民に否決されました。それに関し、右翼は現行憲法を市民は守ろうとしているとしましたが、左翼側は市民が新憲法を願っていることが確認されていると反撃しました。
今回の選挙に登録されたのは大統領選挙8名、上院127人、下院1091名です。選挙管理委員会はその内18人の候補者の選挙への参入を拒否しています。一番話題になっているのは首都圏の元区長で裁判になっている共産党員ハヅエですが、候補者として選挙に出れるかどうか。一応、参加可能になったようですが、右翼は再度、不許可申請を出すとか。
それから11月の選挙で右翼が3連勝するかもしれないと左翼側が心配しているとされます。それは大統領選挙に上院・下院の3つの選挙の事です。ボリッチ政権の失敗がそこへ導いているのですね。
「経済」
1)銅価格と為替
銅価格は1ポンド4.48ドルと過去1か月で最高値です。為替は1ドル971ペソと少しペソ安です。さて日本の商社がチリの鉱山に投資した配当が来ないと裁判所に訴えました。問題はどこにでもあるのですね。
株式市場はIPSAは今週も新記録が出て9255ポイントまで上がりました。素人の私にはチリの株式市場がそれほど成長していく理由が分かりません。株に投資をしておけばよかったかな?日本の株も好調ですね。
経済成長率ですが、中銀の発表で7月のGDPは1.8%と少し下がっています。今年の予想は2.2-2.8%の間です。パッとしないけど少しは上昇かな?
2)新車の販売
5か月連続で販売は増えていましたが、8月は27462台と前年対比3%のマイナスになりました。風が変わったのかな?
「一般」
1)夏時間
今日から夏時間になり、1時間時計の針が進みました。昨日の3時が今日の4時です。7時に朝起きると昨日はもう太陽が出ていたのに、今日は真っ暗でした。もちろん夕方は1時間も明るかったです。
2)犯罪
コロンビア人とドミニカ人の合計65名が航空機で国外追放になり母国まで送り出されました。ボリッチが働くモネダ宮殿の近くの地区のマンションに住む中国人経営者が襲われました。彼は現金を自分の手で運ぶ習慣があり、その時2億ペソ以上の現金を持っていました。東洋人のその習慣を誰かが知って狙っていたのですね。銀行経由でやっていればこの事件は無かったのに。
ボリビアの大統領選挙はもうすぐ決選投票ですが、それに出馬する候補者が、チリからの盗難車がボリビア国内で不法に使用されているが、自分が大統領になればそれを国内で登録させ正式に使用できるようにしたいとしました。いやはやですね。盗難車は全部チリに戻すとすれば盗難は激減するはずですが。
バルパライソ州のサン・アントニオ地区で1000家族の家が不法建築されています。それを政府は全部撤去するとしましたが。その前に、もしその家屋のオーナーがその土地を正式に購入すれば取り壊す必要は無くなると両者の間の売買を勧めました。しかし全く進展はありません。その期日が来たので政府は約束を守ってその1000の家屋を取り壊すか、約束を無視してそのまま不法建築を見逃すかの決断を取る必要があります。ボリッチの最後の決断はどうかな?
3)がけ崩れ
バルパライソ州でがけ崩れからマンションの使用が禁止されていたところがあります。それが地盤は安定したとして住民がそこへ戻るのが許可されました。1年以上の使用禁止令が出ていましたから、オーナーの人は大変だったですね。しかし絶壁の所に建設する・それを買うのは賢明とは思えませんが。 以 上
「2025年9月8日~14日」
「政治」
1)ボリッチ動向
火曜日に南のビオビオ州を訪問し、新家屋の完成の式などに参加しました。そして即日サンティアゴに戻り・・・・
さて9月11日は軍事革命50周年記念日でした、モネダ宮殿でアジェンデの家族などを招待し、チリはどう進んでいくかの演説をしました。暴力で民主主義を破壊する軍事革命を容認することは無い、そしてそれを防ぐための準備をするのだとしました。外国関連では革命を起こそうとして有罪になったブラジルの前大統領ボルソナソ、不正事件が起きているアルゼンチン大統領ミレイ、そしてイスラエルのネタ二ヤフを批判しました。トランプの名前は今回は無し。外交関係に関し、あと少しの彼の任期はどう終焉するのかな?その中東の件ですが、土曜日に68名のパレスチナ人がチリに到着しました。難民としてチリ政府に認められ避難してきたわけです。現在の多くの南米政権は左翼系でパレスチナを応援していますが、各国の政権は右翼に替わり、イスラエル側につきそうだとか。カストはもちろんその一人になります。
そのチリ革命記念日ですが、左翼のデモが国内各地で264か所で起き、110人が逮捕されました。警官の負傷者も4名ありました。そして週末は先ず、キリスト教福音派の総会に参加し、信じることの重要性を説きました、そしてそのあと北部のコキンボに飛び、チリ最大級の建国祝いのお祭りに参加しました。
2)大統領選挙
世論調査では共産党のハラを支持するは28%、極右のカストは26%、中道右派のマテイは16%でした。さて初めてテレビで全候補者が参加する討論会がありました。その8名の中でハラとマテイは女性で、あとの6名は男性です。
上記3人がリーダーになるか、それ以外の候補者が張り切って発言するか注目されました。私には有名3人のコメントが他より優秀とは思えませんでした。それよりハラとカストが批判しあうのは不愉快でした。例えば、カストが「彼女は鉱山の国有化について以前と全く違うことを言うが、それは嘘つきの証拠ですね」とか、ハラが「彼は他人の悪口を言うのが生きがいの様です」とか。この討論会の後の世論調査でその二人の支持率が下がると思います。甘いかな?今日、その数字が出ました。ハラ26%、カスト25%、そしてマテイ18%でした。変化があったか無かったか?ハラの陣営が自己批判して「もっと政策について話すべきだった、カストの事など個人的なことを話しすぎた」と。イヤハヤですね。
議員の候補者のハヅエが候補資格を認められませんでした。共産党の代表的な候補ですから、同党は怒り狂っているでしょうね。ボリッチ政権はどうしてそれを許すのかとクレームするのかな?選挙管理は政府が運営しているのではないです。共産党は自分たちがボリッチを支援していると考えているようですが。
ところでチリでは選挙の投票は義務制で投票しなければ罰金が取られます。それを罰金をかけないようにすると言う動きが出て下院で成立しましたが、上院はそれを拒否して今までどうりの罰金制度になりました。ただ罰金額は少し下がりました。昨年の地方選挙の時、私たちはイースター島にいたので地方警察に行って在留証明書をもらいました。投票所から200キロ以上離れたところにいると罰金は取られませんから。
「経済」
1)銅価格と為替
銅の価格は1ポンド4.54ドルと好調維持です。そのため為替は1ドル955ペソとペソ高です。ただ株式市場は8989ポイントと大きく下がりました。
2)物価上昇率IPC
8月の物価上昇率は0%と全く動きなし。今年に入って1-8月で2.9%と落ち着いています。過去12か月で4%でした。
政府が最低賃金の上昇と週40時間の労働時間制限が経済開発の重みになったとした件に関し、中銀がその詳しい証拠はないと拒否しました。確かに最低賃金は2023年から2025年の間に24.5%上昇しています。しかしそれが会社経営に即時に影響するのかな?先月、8月の倒産数が上昇と言う数字も出ています。
「一般」
1)サン・アントニオ不法建築物
政府の無策で、不法建築家屋の撤去になりそうですが、その日は住民の拒否活動が暴力事件を起こしそうです。そのため撤去作業が一時中止になれば最悪ですね。状況は明白ですから、その改善策を取らなかった住宅省の無力はひどいですね。
2)犯罪
火曜日に、一日で6700人警官が動員され、160か所の家宅捜査が行われ、3348人が逮捕されました、テレビの番組の様ですね。社会の安全が大事だとすべての大統領選挙の候補者が言いますが、ボリッチ政権はほとんど何も出来なかったのが現実。もっとも犯人が逮捕されているのも事実ですが。
違う問題ですが、日曜日の特集記事にマプチェ問題が書かれました。民主化して最初の大統領エイルウィンの時から現在まで、各政権は何らかの手を打とうとしました。例えば多くの土地をマプチェに寄贈する、ボリッチの様に話し合いの場を設けるとか、しかし事態は全く進展しません。チリ国民のほぼ全員が移民の子孫ですから、彼らの先代が先住民の土地を奪ったことは認めないのでしょうね。 以 上
「2025年9月15日~21日」
「政治」
1)ボリッチ動向
多くのチリ人は18のお祭りはフォンダと呼ばれる会場に行って、音楽を聞き、クエッカを踊りそして食事を楽しみます。それを深夜まで。フォンダは水曜日の夜から日曜日まで続きました。週末は雨になりましたが、屋台のオーナーは今年は売り上げが伸びてニッコリですとコメントしています。
ボリッチは北部のコキンボのフォンダとサンティアゴのオヒギンス公園のそれに行きました。もっとも17日のサンティアゴの場合は司会がボリッチを紹介すると応援する拍手と嫌がらせの口笛が交差したとか。彼は妻子を連れて行きました。そして舞台でクエッカを踊りました。大統領になった最初の年はほとんど踊れなかったのに今年はかなりチリ人らしく踊りました。もっとも妻子連れだったので他の場所では問題があったらしい。18日はカトリックの式典に参加しました。彼だけでなく他の大統領候補者も5人が参加しました。大司教は政府の考える妊娠中絶法案などを否定しました。ボリッチはその後、新ローマ法王に会いに行くとコメントしました。任期の終わる間際にカトリックと関係を深くすると言う意味が理解できません。その後、モネダ宮殿に戻り、政府関係者で18のお祭りをしました。
19日は軍隊パレードがオヒギンス公園でありそれに出席。彼は軍隊が国境警備で任務を果たしていると評価し、麻薬関係についてはそれは個人の問題で軍の組織ではないとしました。こうして建国週は彼にとって忙しい日々でした。
その軍隊パレードは何と4局のテレビで最後まで中継されました。その軍の行事にも何人かの大統領候補者が参加していました。
しかしまだ話題があります。明日の月曜日、ニューヨークに飛んで国連総会で演説するとか。彼の好きな行事ですね。
2)大統領選挙
とうとう選挙運動が開始です。各候補が選挙活動を始めました。私の住居の近くの地下鉄の駅の外に議員候補者の横断幕が置かれました。その内、本人が来て演説するでしょう。
もっとも今週の国民の目は選挙ではなく、18のお祭りでしたから来週から選挙に注目するはずです。
今週の世論調査ではハラ支持が29%、カスト支持が25%、マテイが16%でした。ところでボリッチを承認するは29%でした。
ハラは共産党から100%の支持を得ていないと言われますが、「私は共産党の指示で動いているのではありません」とするともっと人気が出るかな?
それからヒメナ・リンコンが議員候補者から降ろされました。先週のハヅエに続いて問題になっています。リンコンはマテイの選挙活動に参加するらしい。
「経済」
1)銅価格と為替
18のお祭りに合わせて銅価格もグングン上がるかと思いましたが、残念、そうはいきませんでした。1ポンド4.49ドル、為替は1ドル948ペソでした。
株式市場IPSAは9045ポイントと先週より上がりましたが、少し前の記録9200ポイントからは下がっています。
銅関連ですが、今年度前半でエスコンディーダ鉱山は売り上げが73億ドル、収入は28億ドルに上昇し、18億ドルの税金を納めたとか。派手ですね。
またコデルコのアンディナ鉱山と民間のアングロ・アメリカン社のロス・ブロンセス鉱山が合併することになりました。二つの鉱山は隣接しているので合併すると運営・運用に有利になるわけです。なんでも世界で4番目に大きな鉱山になるとか。この合併話は50年前から出ていましたが、やっと実現です。私は会社員をしているとき、この2つの鉱山に何十回も訪問しましたから懐かしいです。
それからドミンガ鉱山を最高裁判所は認めないとしました。汚染問題から裁判になっていたわけです。
2)2026年予算
予算案が進んでいますが、政府内からも野党側からも声が出始めました。大統領選挙の候補者も注目しています。財界関係者のコメントが日曜日の特集記事に書かれました。それらは、GDPの成長率はチリが必要とするものより低い。建設関係の投資が上昇するよう持っていくべきだ。商業の発展はあまり期待できない。投資の意欲が停滞しているのが心配される。投資が増加するような信頼される予算が必要だ。などです。
「一般」
1)人口の減少問題
もちろんそれはチリだけではありませんが、1992年と2024年の比較で65歳以上の数字は7%だったのが14%に上昇、18歳以下は29%だったのが18%に減少。財務省が心配すると報告しています。今年度の赤ちゃんの数は昨年より8%減少です。
2)犯罪
全国の刑務所で囚人室が検査され、1900個の武器が発見されました。囚人もちゃんと用意をしているのですね。
チリから車が盗まれボリビアに運ばれますが、その数は1年で12万台になるとか。ボリビア国内で走っている車は140万台ですから毎年10%近くの車が不法に入るわけですね。チリの国境管理がいかにお粗末か分かります。
海岸地区の一部の町で青少年の夜間外出が禁止されました。18歳以下は家族など年長者の同行がなければ外出できません。勿論犯罪を抑えるわけです。
公園のフォンダのそばで飲酒などをチェックしていた警官が襲われ負傷しました。通行人が飲んでいたのでしょうね。その近くにいたほかの警官が逮捕しました。殴られた警官は重傷で病院に送られたとか。
ビチュケン市の市長が逮捕されました。彼は18のお祭りの後、飲酒して車を運転していました。
このお祭りで首都圏から86万台の車が郊外に出ていきました。木・金曜日で160件の事故が起き11名が死亡、140人が逮捕されました。明日、最終数字が分かりますね。以上
「2025年9月22日~28日」
「政治」
1)ボリッチ動向
国連演説
ボリッチはその演説の中でバチェレットが国連事務総長に立候補するのを助けてました。他に7名の候補者がいます。バチェレットがチリを代表するとして53%のチリ市民が応援するとか。彼女がその職に就けば、トランプと対決することになりそうです。右翼側はボリッチが頻繁にトランプを批判するのに反対です。トランプにすり寄るアルゼンチンはアメリカ政府から特別援助を受けていますね。またイスラエル問題に関し、ボリッチはイスラエルの政策がパレスチナ人を殺していると強い批判をしました。もっともイスラエルはトランプを牛耳っているとする声もありますが。
2)大統領選挙
世論調査のトップだったハラが自党の共産党と上手く行かないと言われています。例えば共産党の好きなキューバは彼女にすれば民主主義の国ではないとか。彼女は14歳の時から共産党と言われます???18のお祭りが終わったのでもっと盛り上がると思ったのですが、私の予想は外れ以前と同じ感じです。。
今週の世論調査ではハラが首位で26%、カストは24%、そしてマテイは16%でした。このまま続くと11月の選挙でカストとハラが勝ち、12月の決選投票になります。するとどっちが勝っても来年の状況は今のチリより厳しいものになるでしょう。
与党側からハラを批判する声が出ています。11月の選挙が近づいているのに彼女を支持する数がほとんど増えないからです。他の候補も同じですが。
議員選挙の候補者のパンフレットを2枚入手しました。前回は左翼に入れたけど、今回は右翼にしようかな?
南のアイセン州の議員候補者の討論番組を見ました。10名近くの候補者でしたが、顔を知っているのはわずか一人でした。
「経済」
1)2026年予算
来週が政府発表の来年度予算の期日です。歳入の見通し、国家支出の削減など注目される項目は幾つもあります。毎年、与野党の間で論戦になりますが、今年はその後に大統領選挙がありますから緊迫感が漂っています、ボリッチはそれほど気にしていないかな?
2)銅価格と為替
銅価格が1ポンド4.59ドルとそこそこの数字でした。インドネシアの大手の銅鉱山に事故が起きたからとか。為替は1ドル953ペソでした。株式市場は9039ポイントとパッとしませんでした。
リチウム
これからはリチウムの時代だと言われていましたが、価格が大きく低下しています。国営のコルフォから使用権を得て採掘しているソキミチSQM社とアレべマル社の今年前半の政府への納入額は昨年の半額以下とか。
3)新家屋販売
新しい風が吹き始め、この8月・9月の販売数は会社によって昨年の2倍に近いところもあるらしい。その80%のケースが政府が支援する軽金利システムを利用したとか。なるほど政府も何かしているわけですね。
4)失業者
会社の都合で解雇された従業員が今年上半期で30万人になり、コロナ問題以降で最悪の数字とか。
「一般」
1)交通事故
18のお祝いの時に99.7万台の車が首都圏から出ました。その期間の交通事故は415人負傷、23人死亡、逮捕者は399人とで過去5年で最少の数字でした。チリ人もちゃんとコントロールをしていますね。またその期間の犯罪は前年対比40%減少とか。
それとは直接関係ないですが、この月曜日に4か所の地下鉄の駅がいろんな問題から使用不可能になりました。地下鉄は動いているのですが、それらの駅には止まらず乗るのも降りるのも出来ません。4万人の乗客がその事件に遭遇とか。地下鉄はバスを用意してそれらの乗客を目的地の駅まで運びました。しかし時間がかかったので多くの人が苦しんだでしょうね。しかも何と今週はそのほかにも同じような事故が5件も発生しました。駅の使用不可とか路線の停止事故が起きました。そのうち4件は30分以上の問題継続でした。今まで上手く運営されていたのに急にどうしてレベルが落ちたのでしょう。
それが私にも影響しました。チリ大病院に行った後、家に戻るのは2号線に乗ってロス・エロエス駅まで行き、そこで1号線に乗り替えるのですが、その駅が使えなくなったので、その前の駅で降り3号線に乗り換えその線が1号線と交るところまで行きます。つまり余計な動きになるわけですが、何とか無事戻って来ました.しかしどの線でもそんな動きが出来るわけはなく多くの人が困難な状況になりました。
2)犯罪
アメリカから53人のチリ人が国外追放になってチリに帰国しました。
都内で、話し合っているグループが揉め始め、発砲しました.1人死亡3人負傷とか、多分麻薬関係者でしょうね。毎日あるニュースです。
それからサンティアゴの日本人学校に犯罪人が侵入し警官が来て逮捕する事件が発しました。それは近くの家に3人組の泥棒が入り、車を盗んで逃げようとしたところパトカーに追跡され、学校近くの交差点で前の車と衝突。犯人はバラバラに逃走しました。そのうちの一人が商店街に入り、壁があったのでそれを乗り越えると学校の校庭でした。犯人が学校に入ったとき、授業中の生徒の心境はどうだったでしょう? その後、犯人は警察に逮捕されましたが、負傷者が無かったのは最高でした。 以 上