10月21日午後3時から4時半まで、米州開発銀行アジア事務所(IDB)を会場に「チリの現状と展望―帰国大使の報告―」と題する講演会を開催し、約50人の参加を得ました。日本チリー協会と本協会の共催で、米州開発銀行アジア事務所から後援を得ました。
2011年9月から本年9月まで約3年間、チリに駐在された村上秀徳大使から、本年3月に発足した第二次バチェレ政権が、「ラテンアメリカの優等生」と言われてきた同国を今後さらにように改革させていくのか、内政、外交両面について詳細にご説明いただきました。また、8月の安倍首相のチリ訪問の成果と今後のフォローアップによって、さらに日本とチリの関係強化が期待できるとのご報告があり、参加者との間で活発な質疑応答が行われました。農林水産省出身の村上大使から、農林水産品の輸出増大をさせているチリから日本は学ぶべきことが多いとのご発言があり、わが国の今後を考える上でも興味深い講演内容でした。