日本と世界銀行は、長年に渡り、途上国における災害リスク管理に協力して取り組んできました。
2013年4月、「日本-世界銀行防災共同プログラム」を発表し、2014年2月、日本の知見、技術、経験と途上国のニーズとのマッチングを促進すべく、世界銀行東京防災ハブを設立しました。
この度、世界銀行東京事務所と東京防災ハブは、米州開発銀行アジア事務所との共催で、ラテンアメリカ・カリブ海地域での防災に関して、日本との協力がどのように行われているのかご紹介するセミナーを開催いたします。
ラテンアメリカ・カリブ海地域は、多様な自然災害リスクにさらされています。
これまで各国政府は、開発計画における防災の主流化に向けて努力を重ねており、メキシコの自然災害基金「FONDEN」などが、防災分野における新しいグローバルスタンダードとなっています。また、2010年2月のチリ地震発生時には、耐震基準が地震多発地域でも効果的なリスク軽減に役立ったことが証明されました。
さらに、地域内最大都市の一つであるコロンビアのボゴタは、防災に取り組む都市ランキングで上位に位置しています。また、同地域の積極的な取り組みを受け、ドナーも支援を加速しており、米州開発銀行、世界銀行グループが進める「カリブ海災害リスク保険ファシリティ(CCRIF)」はその一例として、革新的な金融スキームが、小規模経済圏の災害リスク軽減に重要な役割を果たすことを示しています。
このような状況の中、地域において、過去に蓄積された災害リスク軽減に向けた強靭性の成果をもとに、更に何を積み上げるべきか、ご参加者と議論致します。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
【日時】 2014年12月11日(木)午後4時30分から6時30分
【場所】 世界銀行東京開発ラーニングセンター
【住所】 東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル10階
【交通】 地下鉄三田線内幸町駅直結、千代田線・日比谷線・丸の内線霞ヶ関駅C4出口下車
【プログラム】
◆開会挨拶
世界銀行グループ駐日特別代表 塚越 保祐
◆講演・パネルディスカッション
■世界銀行グループ社会・都市・農村開発、強靭性 グローバルプラクティス 主任防災専門官
ニールス・ホム=ニルスン
■世界銀行グループ社会・都市・農村開発、強靭性 グローバルプラクティス 上席防災専門官
フェルナンド・ラミレス
■米州開発銀行インフラ環境セクター局環境・農村開発・防災課防災専門官
堀 恒喜
◆モデレーター
ジャック・キャンベル世界銀行東京防災ハブ防災専門官
◆質疑応答
◆閉会挨拶
米州開発銀行アジア事務所長 式部 透
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世界銀行WEB
【日本語】
http://www.worldbank.org/ja/events/2014/12/11/disaster-risk-management-public-seminar-on-multilateral-cooperation-for-disaster-resilience-in-latin-america