2015年3月17日午後3時から4時半まで、昨年新駐日大使として赴任されましたコロンビアのロベルト・ベレス大使をお迎えし、富国生命ビル28階第1会議室において「コロンビア―ある成功の物語」と題する講演会を開催しました。
大使によると、コロンビアは、治安や不正麻薬取引問題を乗り越え、現在、南米でもっとも安定した経済成長を続けています。失業率や貧困率は減少、通貨価値も高くなっており、以前はベネズエラ中心だった貿易相手国が、米国、中国などアジア・欧米に多角化してきていること、また、積極的な開放政策により海外からの投
資がエネルギー関係を中心に増加していること等、好調なコロンビア経済の背景について語っていただきました。日本と交渉中の経済連携協定(EPA)については今夏にも完結される見通しだと述べ、日本への輸出は原材料中心に推進していきたいとのことでした。
講演会後半は、約90人の参加者から、石油価格下落の影響、日本との教育分野での交流、トロピカルフルーツ輸入の将来性、推薦する観光地、コロンビアの政治経済で重要な役割を果たすテクノクラートの存在等について質問があり、活発な質疑応答が行われました。
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