2015年5月14日(木)、16:00から17:30まで米州開発銀行アジア事務所に於いて、「ラテンアメリカの防災・都市交通-ICTから見た現状」と題する講演会が開催されました。講師は㈱国際社会経済研究所の佐佐木 行雄主任研究員です。
冒頭、㈱国際社会経済研究所社長の鈴木 均様より研究所の紹介がありました。その後、佐佐木主任研究員から、昨年から今年始めにかけてラテンアメリカ4カ国(ブラジル、チリ、メキシコ、パナマ)において表題テーマで調査した結果をご報告いただきました。①4カ国の自然災害では洪水、地震が多く、ICTを活用した観測システム、警報伝達システム、災害時の情報伝達システム等が有用であるものの予算的制約がある、②都市交通ではBRTの導入が特徴的であり、これについてもICT活用の余地がある、との報告がありました。約30名の出席者からは、将来的にもBRTが主流になるのか、といった質問等が出され、短時間でしたが将来に向けて有意義な議論が交わされました。