2015年9月14日の14時から16時15分まで、フォーリンプレスセンターを会場に「JICA中南米事務所長による現地報告―メキシコ、ドミニカ共和国、そしてキューバ―」と題する講演会を開催しました。
JICAメキシコ事務所長の篠山和良氏からは、メキシコの自動車産業発展の歴史・特徴とJICAの協力や人材育成について、JICAドミニカ共和国事務所長の山田章彦氏からは、ドミニカ共和国の観光・家族送金を中心とした高い経済成長率、隣国ハイチや米国との関係、JICAの協力等についてお話しいただきました。続いて、JICA中南米部中米・カリブ課長の藤城一雄氏より、米国との国交正常化により変わりつつあるキューバの政治経済の現況、課題とされる医療、農業、電力・エネルギー、運輸交通、日本とのつながりおよびJICAの事業について、JICA中南米部長の高野剛氏からは、中米・カリブ地域へのJICAの支援、重点分野・課題、中米・カリブにおける省エネ・再生可能エネルギー推進のためのIDBとの連携、2015年「日・中米交流年」の各イベント、更に本年7月の田中JICA理事長のセントルシア及びキューバ歴訪についてお話しいただきました。
講演会後半には、約90名の参加者と質疑応答が行われ、米国からキューバへの支援の内容、キューバの医療輸出の目的・現況、ドミニカ共和国の円借款、キューバへの農産加工物の支援等についても言及いただきました。
左から、高野・中南米部長、藤城・中米カリブ課長、篠山・メキシコ事務所長、
山田・ドミニカ共和国事務所長