当協会は、予てより活動のグローバル化を志向して参りましたが、さる9月17日米国の首都ワシントンDCにて、ラテンアメリカ・カリブ地域を守備範囲とする米国のシンクタンクInter-American Dialogue(IAD)との共催で、Japan –Latin America Relations: Then and Nowと題する国際セミナーを実施しました。当協会としては初の国外での海外団体との共催イベントで、外務省の多大なるご協力を得て成功裏に終えることができました。セミナー前日には、IADと当協会が推薦する日米ラテンアメリカの専門家によるラウンドテーブルを開催し、中国経済の台頭やTPP交渉の進展などの国際情勢を踏まえ、日本とラテンアメリカ(および米国を含めた)関係の現状および今後について活発な意見交換を行いました。
両イベントを通じて、日本とラテンアメリカの関係は長期に亘り深い関係にあり、今後も重要なパートナーとして質の高い関係に進化していくことが期待されるという共通の認識が出席者の中で共有されました。当協会からは、ラテンアメリカの対外関係においてわが国が培ってきた特異な「日本モデル」の5つのキーファクターを提示し、出席者からは、日本の経済情勢、広報外交、民間投資などの論点が挙げられました。またラウンドテーブルでは、The Japan Model of Economic Engagement: Opportunities for Latin America and the Caribbean (preliminary version)と題する討議資料を提示し、今回の討論を踏まえて近く完成版を発表する予定です。
10月22日開催の報告会(参照:添付書)において、今回のイベントの概要および討議内容を説明させていただきますが、IADホームページをご参照ください。
http://www.thedialogue.org/event/japan-latin-america-relations-then-and-now/
(一部音声のみとなっていますことをご了解ください。)
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