講演会のご報告「ラテンアメリカの資源―世界・日本経済の視点から―」(2015年12月15日(火) 開催) - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

講演会のご報告「ラテンアメリカの資源―世界・日本経済の視点から―」(2015年12月15日(火) 開催)


 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の河野博文理事長による講演「ラテンアメリカの資源―世界・日本経済の視点から―」が、2015年12月15日15時半から東京・千代田区のフォーリンプレスセンターを会場に実施され、多数の参加者を得ました。

 冒頭でJOGMECの組織についてお話しいただいた後、①金属および石油の価格推移、とくに昨今の原油価格低迷には需給の不均衡と米国のシェール革命が関連していること、②銅、リチウムの埋蔵量は中南米が世界の半数を占めており、日本にとって極めて重要な金属鉱物供給地域であること、③チリ、メキシコ、ブラジル、ペルー、アルゼンチン各国の資源賦存状況・同産業の特徴と課題等についてご説明いただきました。

 最後に、参加者との間で活発な質疑応答が行われ、ボリビアのリチウム開発への協力、CO2削減への取り組みとしての天然ガスへのシフト、石油と金属の両部門を持つJOGMECの強み、成功案件の投資スパンが探査+生産合わせて30年~40年の長期にわたり長期的な取り組みが必要なこと、資源開発におけるインフラ投資の重要性等についても言及いただきました。日本の資源確保の中でラテンアメリカの重要性を再認識できた講演会となりました。

配布資料はHPイベント>配布資料に掲載されています。
https://latin-america.jp/latin_data/download-info/17254
会員限定となりますので、ご了承ください。