アルゼンチンで新政権が発足してから既に一か月が経過した。この短期間にマウリシオ・マクリ大統領は、為替制度の変動相場への移行、二重為替体制の一本化、穀物輸出税の撤廃など、議会の合意なしで大統領令により実施できる経済改革を迅速に進めている。しかし、同政権が抱える問題は山積みで、「ホールドアウト債権者」との和解策など数多くの問題については、議会上下両院で過半数を持たない同政権にとって、超党連合が不可欠となってくる。本レポートでは、マクリ政権が抱える多くの課題と展望について考察する。
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