【監督】ハイロ・ブスタマンテ/出演:マリア・メルセデス・コロイ、マリア・テロン
2月13日より岩波ホールほかで公開
火山のふもとに暮らすマヤ人のマリア。
自らの運命にあらがう魂は、やがて新たな生命をはぐくみ、聖なる大地に祈りを捧げる…
2015年ベルリン国際映画祭で新たな才能が誕生した。
初長編『火の山のマリア』が銀熊賞(アルフレッド・バウアー賞)に輝いたグアテマラ出身のハイロ・ブスタマンテ監督である。
その世界的評価を受けて、『火の山のマリア』はグアテマラ史上初の米国アカデミー賞外国語映画賞へのエントリーを果たした。
監督が題材として選んだのは、自身が幼少期を過ごしたマヤ文明の地で力強く生きる先住民たち。
現地の人々を役者として起用し、グアテマラが抱える社会問題を取り入れながら、ドキュメンタリーのような臨場感を持つ力強い母娘の物語を作り上げた。