【ラテンアメリカ・カリブ研究所レポート】「オバマ米大統領、歴史的なキューバ訪問 - その意義と成果」(上) - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

【ラテンアメリカ・カリブ研究所レポート】「オバマ米大統領、歴史的なキューバ訪問 - その意義と成果」(上)


本稿は上下2回に分かれるが、まず(上)では2016年3月20~22日のオバマ大統領のキューバ訪問中のイベントの内容を簡単にまとめた上で、訪問に先立って発表された追加緩和策を検討しながら、今回の訪問の目的と意義を米キューバ両国の立場から考察する。その上で、国交正常化プロセスが逆戻りすることなく進行し更に深化する過程において、その障害となりうる幾つかの課題について論考する。次に(下)では、キューバ経済が直面する問題とキューバが米国との和解で期待する経済的利益について、マクロだけでなくミクロ経済、特に所得格差の観点から検証し、今回のオバマ大統領のキューバ訪問の意義と成果を結論としてまとめてみたい。

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