南米の旅行先として日本人に人気が高いのは、ペルーのマチュピチュ遺跡とナスカの地上絵、ブラジルとアルゼンチン国境のイグアスの滝がまず挙げられるが、近年急激に観光客が増えているのがボリビアのウユニ塩湖である。
これまで写真集や旅行ガイドブックの一部で紹介されていたウユニだけを取り上げ、その旅行案内書としての旅行事情、ホテル、レストラン、土産品、見所に加えて、特に広大な塩湖で遠近感が無くなり、雨期の冠水で鏡状になる湖面を使って撮る面白写真の例と撮影法にかなりのページを割いている。著者は、パナマに本社を置く中南米専門の現地旅行社。
〔桜井 敏浩〕
(ライツ社 2017年11月 159頁 1,500円+税 ISBN978-4-909044-2 )