講演会のご報告「ブラジル法律セミナー」(2018年10月4日(木)開催) | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会
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講演会のご報告「ブラジル法律セミナー」(2018年10月4日(木)開催)

【演題】ブラジル法律セミナー
【共催】ラテンアメリカ協会日本、ブラジル中央協、
【日時】2018年10月4日(木)15:30~17:00
【場所】長島・大野・常松法律事務所
【講師】長島・大野・常松法律事務所:笠原 康弘弁護士
TozziniFreire Advogados: Fernando Serec、Antonio Felix de
Araujo Cintra、Karla Lini Maeji、Jun Makuta 各弁護士
【参加者数】約75名
 
 冒頭、笠原弁護士から、「ブラジルにおいて日本企業が直面する典型的なリーガルリスクの概要の説明」と題して、2013年に成立し、2014年に施行された腐敗防止法(CCA)に関し、対象行為・CCA違反の責任・制裁金額の算定・減額要素、課徴金減免(リニエンシー)制度についての解説があり、過去にCCA違反を犯したブラジル企業を買収した企業(含、外国投資家)も買収金額を限度として制裁金支払義務が生じるケースがあるとの注意喚起があった。
続いて、ブラジル史上最大の汚職事件に発展したCar Wash(Lava Jato)捜査の進展と、法取引制度を導入した組織犯罪法の説明がなされた。最後に、日系進出企業の関心が高い労働法制について言及し、2017年に労働法が改正されたが、労働者保護の法体系は踏襲されたものの、裁判手続きが大幅に簡素化さるとともに、公訴期間と請求期間にたがが嵌められ、裁判中の調停・和解が推奨されるようになったことから、法改正後には訴訟件数が大幅に減少していると、制度運営面の改善点が指摘された。
 TozziniFreireの4人の弁護士からは、インフラ部門の投資機会、投資関連の法制度の整備状況、民営化や金融の課題に加え、Lava Jatoの経過と投資家のリスク対策、破産法について詳細な説明が成された。

Speakers of the Brazil Legal Seminar were five lawyers, including Esq. Yasuhiro Kasahara of Nagashima Ohno & Tsunematsu, Esq. Fernando Serec, Esq. Antonio Felix de Araujo Cintra, Esq. Karla Lini Maeji and Esq. Jun Makuta of TozziniFreire Advogados.
Esq. Kasahara briefed about the typical legal (compliance) risks many Japanese companies would face in investing in Brazil by explaining CCA (Clean Companies Act), Car Wash (Lava Jato) operation, new labor laws, etc.
Four lawyers from TozziniFreire Advogados of Brazil spoke on investment opportunities, particularly infrastructure and on-going legal system for foreign investors.


会場の様子