『キューバ・アモール Cuba Amor』 板垣 真理子 | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会
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『キューバ・アモール Cuba Amor』 板垣 真理子

ジャズやナイジェリア西部ユルバの神々の写真撮影からアフリカ、世界各地を訪れ、そしてキューバには現在まで20年間通い、「激変」を見届けるために2015年から3年半済み続けた写真家のキューバ写真集。

ハバナ等の庶民の姿、アフリカ系宗教の信者、ローリング・ストーンズのハバナ無料コンサート、2016年11月25日のフィデル・カストロの死で延々と弔問者が列が出来た光景、美しいカルナバルの美女たち、ビニャーレス渓谷やサンティアゴ・デ・クーバの風景、そして旧米国利益代表部(現米国大使館)が建物の上部にキューバを非難するようなテロップを流したのに対抗して、キューバ側がそれを目に触れぬようにメーデー等特別な記念日には沢山のキューバ国旗を林立させるが、著者が過去 1回だけ2007年に黒字に白い星を染めた多くの旗を掲げた時の珍しい写真も載せている(P.52~55)。
巻末のP.118~125に、そもそもかぜキューバに関心を向けたのか? 綠一色の美しい地方の変化と不便な生活、著者の得意とするジャズやフラメンコなどのキューバ音楽・舞踏の紹介、オバマ米大統領の訪キューバ、フィデルの逝去、憲法チェンジなどの様子を記した解説が付してある。
〔桜井 敏浩〕

(彩流社 2018年12月 126頁 3,000円+税 ISBN978-4-7791-2549-2 )