執筆者:西岡勝樹(日本旗章学協会会員)
ラテンアメリカ諸国の国旗に見る不思議の第14回はアンティーグア・バーブーダ国国旗の不思議である。
図1 現在のアンティーグア・バーブーダ国旗
出所:https://ab.gov.ag/detail_page.php?page=26
1967年2月27日制定された。
イギリスより自治権を確立した年になる。
1981年11月1日英連邦の一国として独立。
出所:http://www.ab.gov.ag/article_details.php?id=179&category=66
アンティ―グア・バーブーダ国旗は1966年レジナルド・サニュエルによってデザインされた。
7つの尖った金色の太陽は新しい時代の幕開けを表している。
赤色は人民の活力と祖先の血を、青色は希望を、黒色は土地、アフリカ伝来の遺産を、金色と青色と
白色はそれぞれアンティーグア・バーブーダの観光の魅力でもある太陽、海、砂浜を表している。
Vの字カットは勝利(Victory)の “V” を表している。
国旗の日 2月27日(国旗制定の日)
英国植民地時代の国旗(図2)
基本的に英連邦の国旗の形態を引き継いでいる。
国旗のカントン部(国旗の右部上半分)が英国国旗ユニオンジャックを配し、フライ部(国旗の左半分)に当時の国章を配する。
図2. アンティーグア・バーブーダ国旗の変遷
出所:http://www.crwflags.com/fotw/flags/ag_col.html
赤色:人民の活力と祖先の血を。
青色:希望を。
黒色:土地、アフリカ伝来の遺産。
金色・青色・白色:アンティ―グア・バーブーダの観光の魅力でもある太陽・海・砂浜を表している。