ラテンアメリカ諸国の国旗に見る不思議 (第21回) トリニダード・トバゴ国旗 | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

ラテンアメリカ諸国の国旗に見る不思議 (第21回) トリニダード・トバゴ国旗


連載レポート23

ラテンアメリカ諸国の国旗に見る不思議

(第21回) トリニダード・トバゴ国旗

執筆者:西岡勝樹(日本旗章学協会会員)

はじめに 

ラテンアメリカ諸国の国旗に見る不思議の第21回はトリニダード・トバゴ国国旗の不思議である。

1.トリニダード・トバゴ国旗

図1 現在のトリニダード・トバゴ国旗

出所:https://foreign.gov.tt/about/trinidad-tobago/national-symbols/national-flag/

1-1.トリニダード・トバゴ国旗の根拠法
 
1967年(1980年修正)トリニダード・トバゴ法令 第14法
国家エンブレム法 19:04章 
PART II 第二部
国旗その特徴:
On a Red Field, a Bend Dexter Sable bordered Silver:
国旗の赤色の下地に国旗の右肩上から左下へ、銀縁の黒帯(サーベル)を配する。
Bend Dexter Sable:旗章学における旗の典型的な形、国旗の右肩上から対角線に左下まで帯が配される形。
つまり、赤地に左(向かって)から右に白で縁どった黒帯が対角線に配されるということ。
黒帯の幅と両サイドの白帯の幅の合計幅は 国旗全体の横幅の5分の1となる。
白帯の一つの幅は白帯と黒帯の合計幅の6分の1となる。
国旗は独立委員会によってデザインされ、1962年国旗として使用された。
出所:https://foreign.gov.tt/about/trinidad-tobago/national-symbols/national-flag/

1-2. トリニダード・トバゴ国旗の歴史

国旗の日(国旗制定日・独立記念日) 8月31日 


図2 トリニダード・トバゴ国旗の変遷

1-3. トリニダード・トバゴ国旗の色

赤色はトリニダード・トバゴ国民のもっとも表現豊かな色である。
赤は国民とその大地の活力を表す。そして、太陽の温かさとそのエネルギーを、国民の勇気と友情を表す。
白色は陸と海との境界を表している。そして民族の遺産の発祥でもある。
民族向上心の純真さ、太陽の下、男も女も平等であることを。
黒色は一つの強いきずなによる人々の献身を表す。
それは強さの、統合の、意志の、大地の富の色である。
選ばれた色は民族の過去、現在、未来を取り込む、地、水、火の要素を表し、我々を一つの、活気ある、自由な、ひたむきな民族に活気つけるのである。

1-4. カーニバルとスチールパン 
トリニダード・トバゴのポートオブスペインのカーニバルはブラジルのリオのカーニバル、イタリアのベネチアのカーニバルと共に世界三大カーニバルと呼ばれている。
もうひとつ、トリニダード・トバゴと言えばスチールパン(スチールドラムとも)である。 
これは、当地発祥の打楽器、、、ドラム缶を再利用したものだろうが、その独特の音色がラテンビートの心に響いている。


図3 トリニダード・トバゴのカーニバル