ラテンアメリカ諸国の国旗に見る不思議 (第23回) コロンビア国旗 | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

ラテンアメリカ諸国の国旗に見る不思議 (第23回) コロンビア国旗


連載レポート25

ラテンアメリカ諸国の国旗に見る不思議

(第23回) コロンビア国旗

執筆者:西岡勝樹(日本旗章学協会会員)

はじめに
 
ラテンアメリカ諸国の国旗に見る不思議の第23回はコロンビア共和国国旗の不思議である。

1. コロンビア国旗

図1 現在のコロンビア国旗
出所:https://simbolospatriosde.com/bandera-de-colombia/

1-1. コロンビア国旗の根拠法

コロンビア国旗 1934年5月17日 法令861号によって制定。

第一条
コロンビア共和国国旗は黄色、青色、赤色。三色の横帯の配列。黄色横帯は最上部国旗の半分の幅とする。その他二つの横帯は同じ幅とし、つまり四分の一幅となる。青色が中央とする。赤が最下部となる。

コロンビア国旗は1806年3月12日独立のリーダーであったべネズエラのFrancisco Mirandaによって制作された。
黄色、青色、赤色の三色旗を起源としいる。ミランダの旗は、ベネズエラ、コロンビア、エクアドルの国旗に大きな影響を与えている。
http://wsp.presidencia.gov.co/asiescolombia/bandera.html

現行の国旗の元は1861年11月26日制定コロンビア合衆国の成立に合わせたものである。
黄色・青色・赤色「2:1:1」の三色横帯の国旗。黄色が国旗の縦幅の半分を占め、残りの半分を青色、赤色でそれぞれ四分の一を占める。

1-2. コロンビア国旗の歴史
国旗の日(国旗制定日・独立記念日) 8月7日

図2 コロンビア国旗の変遷

1-3. コロンビア国旗の色 
黄色:コロンビアの大地の豊かさを表す・
青色:コロンビアの国土に跨る海(太平洋とカリブ海)を表す。
赤色:自由の戦いに血を流した英雄たちの赤い血を表す。
出所:http://wsp.presidencia.gov.co/asiescolombia/bandera_origenes.html

1-4. コロンビア国旗 グランコロンビアとシモン・ボリバル

スペイン統治時代のヌエバ・グラナダ副王領すなわち、現在のコロンビア、ベネズエラ、エクアドルの3ヶ国もグランコロンビアという連邦国家を形成していた時があった。それ故、この3ヶ国の国旗はよく似ている。

国土は今のコロンビア、ベネズエラ、エクアドル、パナマ、ブラジルとペルーの一部を含んでいた。
しかし、1830年 コロンビア州・ベネズエラ州・エクアドル州の対立からそれぞれ独立し、グランコロンビア共和国は崩壊した。
初代大統領はシモン・ボリバルであった。

彼はベネズエラの裕福なクリオーリョの家に生まれた。南米における解放者として英雄でもある。グラン・コロンビアを打ち立て、べネズエラ、エクアドルを解放した。解放者『Libertador』である。彼の名はボリビアの由来となった。
コロンビアがクリストバル・コロン(コロンブス)であるように。

図3 ベネズエラ紙幣のシモンボリバル