『ラテンアメリカ時報』2012/13年冬号で紹介した『ブラジル・カルチャー図鑑』（同じ編著者、出版社から2012年刊 https://latin-america.jp/archives/5912 ）の改訂版。ブラジルの魅力的なカルチャー全般を、ファッション、アート・民芸品、建築・都市、食・飲み物、祭り・踊り・音楽編に、サンパウロ、リオデジャネイロ、フォルタレーザ、クリチバ、ベレンの5都市のライフスタイルの構成だった前版からワールドカップ2014特集などを削除し、改訂版では新たに「一生に一度は行きたいブラジルの絶景」でイグアスの滝、白い大砂丘のレンソイス、アマゾン、パンタナールの大湿原をはじめシャパーダ・ジアマンチーナ、最も美しい島フェルナンド・デ・ノローニャなどの大自然をまとめた観光情報や、「日本で出会えるブラジル」をテーマに輸入グッズや食材、日本にあるブラジル店や入手できるブランド情報、北東部のカッピンドウラード（黄金の草）を使ったジェリー、リオ発のバッグ ジルソン・マルチンス、人気の下着やスポーツウェアブランドのホープ、南米最大の化粧品ブランドのボチカリオ、サンパウロ生まれで日本でも8店舗を展開するシュラスコの名店バルバッコア、ブラジル家庭料理食品のネット販売サウデ・エ・サボール、チョコレートやスナック菓子、パルミット（椰子の新芽）、カシャッサ（ピンガ）などを購入出来るお店のリストを新たに加えた。
写真・図版を600点以上掲載し、ブラジルへの旅行、滞在の案内書としてはもちろん、日本にいてブラジルを楽しむためにも有用かつ楽しい図鑑。
〔桜井 敏浩〕
（スペースシャワーネットワーク 2019年12月 176頁 1,800円＋税
本書は一般書店では扱っておらず、一般社団法人日本ブラジル中央協会が受託販売を
行っている。購入申し込み、問い合わせはhttps://nipobrasil.org/archives/6348/ ）
〔『ラテンアメリカ時報』 2020年夏号（No.1431）より〕
