【ラテンアメリカ・カリブ研究所レポート】
<<ワシントン報告>>「バイデン政権100日とラテンアメリカ」 マイケル・シフター:Inter-American Dialogue代表
本年1月に発足した米バイデン政権は4月29日に就任100日目を迎えた。米上下両院合同会議での初の就任演説などを通し、しだいに外交の方向性がみえてきたが、その中で、対ラテンアメリカ(中南米)外交をどうみたらよいのであろうか。本稿は、国際セミナーを共同主催するなど、当協会と提携関係にある米ワシントンDCのシンクタンク、インターアメリカン・ダイアローグ(IAD)のマイケル・シフター代表の最新の論考である。同代表は、トランプ前政権と比して民主主義のパートナーと協力していくというバイデン政権の基本姿勢を歓迎している。一方で、ラテンアメリカ諸国の危機的な現状を目のあたりにしながらも、具体的な外交政策は明示されておらず、今こそ、特定のいくつかの国とのパートナーシップを再構築するために迅速に行動すべき時期ではないかと指摘し、年内にも米国で開催見通しの第9回米州サミットに期待を表明している。
(紹介および抄訳:当協会ラテンアメリカ・カリブ研究所シニアー・フェロー、ホワイト和子)
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