【日時】 2021年11月18日(火)21:00~22:20
【場所】 オンライン
【講師】 工藤章(ラテンアメリカ協会理事)
【参加者】 130名(ブラジル、メキシコ、チリ、パラグアイ、ボリビア等中南米からの参加者を含む)
ラテンアメリカなるほどトークは、協会ホームページの「投稿欄」の執筆者によるトークで新企画です。今回は第7回目のトークで、上記テーマを取り上げました。
講師の工藤氏は、慶応義塾大学理工学部卒業後、三菱商事に入社され、チリ、ベネズエラ、ブラジルに駐在されました。チリとブラジルでは現地社長を務められました。ブラジルでは、伯国三菱商事取締役社長のかたわら、ブラジル日本商工会議所の会頭を2002年に務められ、その後は名誉会頭のポストにあります。
2005年から三菱商事中南米ブロック中南米総代表、2008年に帰国後、三菱商事株式会社上席顧問とチリ太平洋製鉄(CAP)非常勤役員を歴任されました。2012年に退社後はラテンアメリカ協会専務理事・事務局長として、協会の発展に貢献され、2017年から理事として活躍されています。
時代を担う大学生の育成のために教職活動にも積極的で、今までに、青山学院大学、浜松学院大学、早稲田大学、横浜商科大学等で教鞭をとってこられました。
主要著書(共著)は、朝日新書「中南米が日本を追い抜く日」、朝日書店発行「チリを知るための60章」があります。2018年には、中南米との経済交流の促進への貢献により、「外務大臣表彰」を受賞されました。
今回の講演では、14年前に工藤氏が中心となって三菱商事のグループが「中南米が日本を追い抜く日」という書籍を発行しましたが、再読しての感想から始まり、現在に至るまでのラテンアメリカ主要国の動向や中国の進出等についての紹介がありました。次に、同氏が専務理事・事務局長を務められたラテンアメリカ協会の苦難の時期から現在に至るまでの推移や現在の活動状況についての詳細な説明がありました。
講演後は活発な質疑応答が行われました。