コロンビア映画『あなたと過ごした日に』7/20公開
原題:El Olvido Que Seremos
監督: フェルナンド・トルエバ
出演:ハビエル・カマラ、フアン・パブロ・ウレゴ、パトリシア・タマヨ
2020年/コロンビア
7月20日(水)より東京都写真美術館ホールほか全国順次公開
https://www.amped.jp/anatato/
公衆衛生が専門のエクトル・アバド・ゴメス博士は、自分の息子に手洗いの大切さを説き、貧しい地域の子供たちのために「Future for Children(子供達の未来)」というプロジェクトを立ち上げる。自由を信奉し、平等な社会の実現を目指すがゆえに既得権益層から嫌がらせを受けるが、いかなる圧力にも決して屈することなく、医者としての責務を果たそうとする。人として大切な事を教え、作家になるという夢を与えてくれた父は、息子にとり一番の理解者。
本作は、70-80年代コロンビアのメデジンを舞台にした、父と子の人生史。愛と血をもって書き上げられた、真実のメモワールであり、善と悪、思いやりと不条理、文明と野蛮の衝突の物語。
映画の原作『El olvido que seremos(原題)』(05)はエクトル・アバド・ファシオリンセのベストセラー小説。スペイン語文学の今を代表する作家が、父親であるエクトル・アバド・ゴメス博士の波乱万丈の生涯を息子の視点から綴った回想録で、世界12の言語に翻訳され20カ国以上で発売されている。日本では2020年のラテンビート映画祭オープニング作品として特別上映された。2020年アカデミー賞国際長編映画賞コロンビア代表作。