JICA、国際協力機構は、中南米(ラテンアメリカ・カリブ)地域 33 か国のうち 23 か国に拠点を設け、現場のニーズを収集・分析しながら、日系企業を含む多様なパートナーと連携しつつ、技術協力、資金協力、民間連携事業、ボランティア派遣など、さまざまな国際協力を行っています。
このたび南米のパラグアイ、中米のニカラグアの現場で陣頭指揮をとられた2人の事務所長を講師としてお迎えし、下記の予定で報告会を開催することにしました。それぞれの国で体感された社会、経済等の実態に加え、活動状況、協力の方向性をご報告いただきます。
多数の皆様のご参加をお待ちしております。
20230215_JICA事務所長報告会[PDF]
1.パラグアイの現状と今後の協力の方向性(現況報告) 福井 康 パラグアイ事務所長
パラグアイは人口 700 万人を抱え、日本の国土の 1.1 倍の面積を有し、南米のヘソに位置しています。日本人の移住が 1936 年から始まり現在では約 1 万人の日系社会を抱えています。日系人が栽培を進めた大豆を中心とした農業立国です。人口構成もピラミッド型で大変若く活力に溢れた国です。近年では投資を積極的に呼び込もうとしています。ボランティアの派遣実績も世界第 2 位であるパラグアイの現状と今後の協力の方向性についてお伝えできればと思います。
↓以下、2021 年に在パラグアイ日本商工会議所と JICA が作成した投資ガイドブックのリンクとなります。
https://issuu.com/camara_japonesa_py/docs/_____2021-____568d11d1d84345
2.ニカラグアの現状と JICA ニカラグア事務所の取組 (帰国報告) 高砂 大 ニカラグア前事務所長
ニカラグアは、中米地域のほぼ真ん中に位置する、人口約 650 万人、北海道と九州をほぼ合わせた大きさで、緑豊かで美しい湖と火山がある国です。首都マナグアの中心街でも、未だに馬が引く荷車が闊歩していて、牧歌的な雰囲気が感じられます。他方で、2018 年 4 月に発生した政府・反政府派の対立により、治安が悪化し、これに伴い経済も悪化しました。治安や経済は回復しつつあるものの、社会の抱える課題、政府と市民との間にあるギャップは大きくなっていると感じます。今回は、ニカラグアの現状とその中での JICA ニカラグア事務所の取組をお伝えできればと思います。
日 時 | 2023年2月15日(水)10:00~11:30(日本時間) |
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形式 | ZOOMによるウエビナー |
講師 | 福井 康 パラグアイ事務所長 高砂 大 ニカラグア前事務所長 |
主催 | 一般社団法人ラテンアメリカ協会 |
参加費 | 会員 無料、非会員 1,000円、大学院・大学生は無料 |
申込期限 | 2023年2月10日(金) |
下記Webサイトより2023年2月10日(金)までに、お一人ずつご登録ください。お早めにお申込み頂ければ幸いです。
https://latin-america.jp/seminar-entry
一般社団法人 ラテンアメリカ協会事務局
〒100-0011東京都千代田区内幸町2-2-3日比谷国際ビル120A
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