『サンパウロ市生まれの二世たちの眼差し —ブラジル社会への同化』 横田パウロ - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

『サンパウロ市生まれの二世たちの眼差し —ブラジル社会への同化』 横田パウロ 


“O Olhar dos Nisseis Paulistanos” Paulo Yokota〔ポルトガル語・日本語〕

1964年に発足した軍事政権で、農相、企画相などを歴任し“ブラジルの奇跡”を主導したデルフィン・ネット サンパウロ大学教授の門下生として、中銀理事やINCRA(国立殖民農地改革院)総裁などとして活躍し、現在もコンサルタントの傍ら日伯21世紀協議会のブラジル側委員として、またサンタクルス病院理事長として社会貢献に努めている筆者の、二世としての人格形成、経験を中心にした半生記。

単なる自伝ではなく、例えば農業協同組合を含めた日系コミュニティの企業、日本からの進出企業がなぜ成功例が少ないか?日本とブラジルの交流、グローバリゼーションが進む中でのブラジルとアジアの関係などについて、エコノミストとしてかつ政府内部関係者としての立場にいたことがある筆者の識見が随所に窺え、植木茂彬元鉱山動力大臣や、日系初の弁護士の一人である芳我貞一氏へのインタビューも収められていて、日本ブラジル関係を知る上でも有用な資料になっている。日本語・ブラジル語二カ国語。

(Editora JBC2008年6月 葡語274頁・日本語訳249頁・写真16頁非売品.

サンタクルス病院への寄付者に贈呈されているが、特別注文での取り寄せについては JBコミュニケーション東京支店 電話03-5685-6891 天野営業部長へ)