内容(「BOOK」データベースより):
宗教の影響がますます深まっている21世紀の世界に、「宗教」は何をなし得るのか?紛争、平和構築、貧困、環境、保健、教育等、途上国が抱える諸問題についての豊富な事例研究に基づき、「宗教と開発」の全体像を理論的、包括的に論じた画期的な「国際研究開発」必携テキスト。
阿曽村 邦昭 ノースアジア大学教授・本協会理事より:
宗教の影響がますます深まっている21世紀の発展途上世界の開発に「宗教」が何をなし得るかを包括的に分析した文献で、本邦ではこれまでこの種の論考は見当たりません。ラテンアメリカおよびカリブ海地域についてもかなりのスペースが割かれており、「解放の神学」の役割、カトリックとプロテスタントの競合関係等興味深い具体的な論述が行われています。
(阿曽村 邦昭、阿曽村 智子共訳 麗澤大学出版会 2010年12月 410頁 5600円+税)