「ラテンアメリカなるほどトーク」の第３弾の案内です。今回は、「日本-ブラジル-中米へと展開する地域警察協力」という極めて興味深いテーマについて、JICAグアテマラ事務所長の山口尚孝氏と前在ブラジル日本大使館一等書記官・警備対策官で現在千葉県警察本部刑事部組織犯罪対策本部国際捜査課長補佐の代田文氏にお話しいただきます。
ラテンアメリカというと明るく楽しそうなイメージだけでなく、犯罪大国が名を連ねている印象もあります。犯罪による治安は90年代からブラジルやグアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル等中米諸国で悪化し、治安統計で世界ワースト10常連国となるまでに至りました。これらの国々では様々な取り組みで治安改善を図っていますが、21世紀に入り、ブラジル・サンパウロ州が警察・司法の抜本的な改革に乗り出し、大きな成果を上げています。警察改革においては、日本の「交番」に代表される地域に密着した日本式地域警察導入が大きな役割を果たしています。
今回のトークではブラジルでの地域警察導入から日本が果たした役割やどのような点が日本式地域警察が受け入れられたのか、どのような工夫があったのかについて解説していただきます。加えてブラジルの成功が南南協力（三角協力として）中米諸国に広がっています。中米諸国での展開と課題についてもお伝えしていただきます。
講師の山口 尚孝氏は、財団法人地球・人間環境フォーラム研究員を経て、1998年から独立行政法人国際協力機構に入構され、研修事業部、中南米部、ボリビア事務所、無償資金協力部、ドミニカ共和国事務所、調達部、研究所を経て、現在はグアテマラ事務所長で近々帰国されます。趣味はラテンアメリカの歌と踊り鑑賞、食べ歩きといったラテンに最も適した人財です。
代田文氏は、パイオニアインターナショナル勤務の後、セビリャ万国博覧会の日本館のコンパニオンとして活躍。その後、警察庁に入庁、2020年5月から2023年6月まで警察庁からの出向で在ブラジリアの日本大使館書一等記官兼警備対策官として勤務。ブラジル国内で警察関係の会議・セミナーの講師として参加された他、本年３月、グアテマラで開催された日・伯・中米三角協力「地域警察プロジェクト」の講演会の講師を務められた。
| 日 時 | 2023年6月15日（木）21:00～22:15（日本時間） |
|---|---|
| 形式 | ZOOMによるウエビナー |
| 講演題 | 日本-ブラジル-中米へと展開する地域警察協力 |
| 講師 | 山口尚孝氏（JICAグアテマラ所長） 代田文氏（千葉県警察本部刑事部組織犯罪対策本部国際捜査課長補佐・警部） |
| 主催 | 一般社団法人ラテンアメリカ協会 |
| 参加費 | 無料 |
| 申込期限 | 2023年6月12日（月） |
下記Webサイトより、2023年6月12日（月）までに、お一人ずつご登録ください。お早めにお申込み頂ければ幸いです。
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一般社団法人 ラテンアメリカ協会事務局
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