磯 和義(CADオペレーター)と由利(漫画家)夫妻の共著による、ペルーはマチュピチュとアマゾン河上流マヌー国立公園訪問の漫画による紀行記。
クスコ空港へ降り立ち高山病に苦しみながらも、市内観光、ピサック遺跡、オリャンタイタンボを巡り、47kmのインカ道を3泊4日で踏破してマチュピチュに到着。ワイナピチュへも登る。さらにクスコから空路プエルト・マルドナードへ移動、熱帯雨林地帯のアマゾン河をカヌーに乗って4時間遡航したマヌー国立公園にあるジャングルロッジに泊まりながら、ジャングルの中の探訪や先祖・精霊と交信できると先住民がいう樹液を飲んでの儀式に参加する。最後にクスコ経由リマで短時間の観光を楽しみ帰国の途につく。
好奇心旺盛で、何事もポジティブに見る、気持ちは若い夫婦(夫62歳、妻54歳)の感動が伝わってくる、ほのぼのとした旅日記。
〔桜井 敏浩〕
(いそっぷ社2011年11月127頁1600円+税)