ヴィラ=ロボス -ブラジルの大地に歌わせるために 木許 裕介 - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

ヴィラ=ロボス -ブラジルの大地に歌わせるために  木許 裕介


『ヴィラ=ロボス -ブラジルの大地に歌わせるために』  木許 裕介

ブラジルにこのような本格的なクラシック音楽の作曲家がいたのかと賞賛され、1000曲と言われてきた作品を遺したヴィラ=ロボズ(1887~1955年)の生涯とその作品について、現地調査、研究者との交流、綿密な先行文献の探索などの地道な探求によって、日本語で書き下ろされた初めての本格的な評伝。著者は指揮者として彼の音楽を研究、演奏してきた、日本ヴィラ=ロボス協会会長。
第Ⅰ部「生涯と作品」はヴィラ=ロボスの、自らも意識的に創り出してきた伝説的な言説に惑わされない歩みといくつかの代表的な作品を、年代を追ってその生涯の中に位置づけている。第Ⅱ部「作品総論」では、彼の作品と編成とシリーズによって分類しながら、著者が実質621曲と数えた総曲数のうち278曲について概説している。

〔桜井 敏浩〕

(春秋社 2023年3月 484頁 3,800円+税 ISBN978-4-393-93223-5)
〔『ラテンアメリカ時報』 2023年夏号(No.1443)より〕