『ドゥラードスの記憶 −ブラジル・南マット・グロッソ州ドゥラードス市滞在記』 中村 四郎 | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

『ドゥラードスの記憶 −ブラジル・南マット・グロッソ州ドゥラードス市滞在記』 中村 四郎


長く公立小学校に勤務した著者が旧JICAの移住シニア専門家(現シニア海外ボランティア)として1993年から2年間、ブラジル南西部のカンポグランデ南方200数十キロの町に滞在し、同州の日本語学校の指導に当たった際の現地日本語教育状況と著者の家族との生活、日系社会の簡単な歴史と著者の感想、さらに2003年7月に2週間ほど再訪した旅の思い出を綴っている。

ドゥラードス市の日本語モデル校を拠点に、周辺の日本語学校を巡回し、それぞれの学校の日本語授業を参観し、先生たちと授業の進め方や指導の工夫を話し合っていくうちに、それぞれの日系社会状況、子弟教育の環境、日本語学校運営や日本語教師養成の課題、日本語教育の将来需要などの問題点が浮かび上がってきたことについても述べている。

(文芸社2012年5月163頁1000円+税)