講演会報告:中谷好江 駐パラグアイ特命全権大使 講演会「小粒でもピリリと辛いパラグアイ」2023年6月23日(金) - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

講演会報告:中谷好江 駐パラグアイ特命全権大使 講演会「小粒でもピリリと辛いパラグアイ」2023年6月23日(金)


【演題】「小粒でもピリリと辛いパラグアイ」
【講師】中谷 好江氏 駐パラグアイ特命全権大使
【日時】2023年6月23日(金)午前10:00~11:30(日本時間)
【場所】オンライン
【参加者】56名

中谷大使は、①高まる地政学的重要性、②際立つ日系社会、③パラグアイ・オポチュニティ、の各テーマに関するパラグアイの「ピリリ」を資料(別途協会ホームページに掲載)に基づいて話された。

➀ 高まる地政学的重要性

  • 中南米のピンクタイドの中でパラグアイは93年以降中道右派を維持
  • 基本的価値観を共有
  • 地域統合を一貫して重視(輸出約60%、輸入の33%)
  • 南米で唯一の台湾承認国
  • ロシアのウクライナ侵攻を非難:ロシアは牛肉の最大輸出相手国なるも、「ひとひらの肉のために魂は売らない」
  • FOIPを支持(南米大陸横断回廊計画の存在)
  • 安定したマクロ経済および為替相場
  • 社会的安定性・生活の利便性
  • クリーンエネルギーの活用、グリーン水素製造への海外からの投資
  • 高い食糧自給率:世界の食糧危機に貢献する潜在力
  • ② 際立つ日系社会

  • 移住者・日系人の活躍、長年の経済協力を土台とする良好な二国間関係
  • 美しい日本語を維持
  • 農業に加え、エンジニア、医師、企業経営で存在感。政治家も輩出。
  • ワイヤーハーネスをはじめとする日本企業の投資
  • ③ パラグアイ・オポチュニティ

  • 投資優位性: 低い税率、Maquila制度、豊富な若年人口
  • 課題は人材育成(中間管理層、技術者)とインフラ整備(安定的ヴァリューチェーンの確保)、交通渋滞の緩和(韓国が協力)
  • 講演後の質疑では、カルテス前大統領に対する米国の制裁、国交が無いなかでの中国との貿易、SDGsへの取組み、日系社会の日本への関心、等々の質問に対して丁寧にお答えいただいた。


    <会員限定:資料>中谷好江 駐パラグアイ特命全権大使 講演会「小粒でもピリリと辛いパラグアイ」