【演題】 天野芳太郎の夢
【講師】 島袋正克氏(株式会社伊島代表取締役、在ボリビア、サンタクルス)
【日時】2023年8月24日(木)21:00~22:30(日本時間)、08:00~09:15)(ボリビア時間)
【場所】オンライン
【参加者】 45名
「ラテンアメリカなるほどトーク」の2023年度第5回目として、トーク3度目の登場となるボリビア・サンタクルス在住の株式会社伊島代表取締役の島袋正克氏に、日本のシュリーマンと呼ばれている企業家・考古学研究者の天野芳太郎氏がボリビアで計画したユーカリ林の植林プロジェクトについて語っていただきました。
天野芳太郎氏は、ペルーのリマにある「天野博物館」で有名ですが、ペルーやパナマでのビジネスで大成功を納め、その後、プレインカ文明のチャンカイ遺跡の発掘等に多大なる貢献をしました。卓越したビジネスマンであった天野芳太郎でしたが、ボリビアでも20万本のユーカリを植林するという「教育植林会社」プロジェクトにも挑戦しました。結果的には、土壌が適さず、失敗に終わりましたが、天野氏は、将来多くの若者が南米に移住することを念願し、ビジネスとしてではなくロマンあふれる「夢」として取り組んだのです。
島袋氏は、数多くの方々とのインタビュー、その中には、天野氏の奥様の美代子さんも含まれますが、天野芳太郎が考えていた「夢」を追いかけ、具体的に紹介されました。
講師の島袋正克氏は、沖縄から、1963年第17次計画移民としてボリビアに移住され、1994年、ボリビアで(有)伊島を設立されました。現地では、日本ボリビア商工会議所を設立し、初代会頭を務められました。また現地のサンタクルス貿易協会の理事として活躍されています。小説家としても活躍中です。(記:桜井悌司)
【講演会資料】
<会員限定:資料>「ラテンアメリカなるほどトーク」2023年度第5弾「天野芳太郎の夢」島袋 正克 氏( (株)伊島 代表取締役:在サンタクルス、ボリビア)