講演会報告: 視覚障害のJICA職員がパラグアイに見た障害と国際協力の可能性 福地健太郎氏(JICAパラグアイ事務所) - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

講演会報告: 視覚障害のJICA職員がパラグアイに見た障害と国際協力の可能性 福地健太郎氏(JICAパラグアイ事務所)


【演題】視覚障害のJICA職員がパラグアイに見た障害と国際協力の可能性
【講師】福地健太郎氏(JICAパラグアイ事務所)
【日時】2023年9月26日(火)21:00~22:30(日本時間)、08:00~09:15)(パラグアイ時間)
【場所】オンライン
【参加者】83名

 講師の福地健太郎氏は、2歳のころから全盲で、幼稚園から高校まで地域の普通の学校に通われました。高校時代のあるタイの方との出会いがきっかけとなり、国際協力の道を志すことになりました。大学在学中に、ダスキン障害者リーダー育成海外派遣事業で米国ジョージタウン大学訪問、米国やタイの障害者団体で留学支援活動を経験され、スーダンでは視覚障害者の教育を支援するNPOを立ち上げられました。2013年にJICAに入構され、2022年以降JICAパラグアイに勤務されています。趣味はパラグアイ駐在前からのブラインドサーフィンやブラインドサッカーに加え、駐在後にはタンゴにも取り組んでおられます。

講演では、ご自身の経験に基づき、何故国際協力を目指すようになったか、JICAのめざす障害分野の数多くの具体的取組の紹介、パラグアイで実際行っている様々なプログラムの紹介、それら経験から見えてきたパラグアイの障害分野の問題点、パラグアイの進んでいる点等につき詳細に解説していただきました。全盲という大きな障害を抱えながら、数多くのチャレンジを重ね、障害者に対する国際協力に対する姿勢は感動的なものでした。講演には、日本やパラグアイ等南米の多数の視聴者が参加しました。(記:桜井悌司)

<一般公開:「資料」「録画」>ラテンアメリカなるほどトーク2023年度第6弾「視覚障害のJICA職員がパラグアイに見た障害と国際協力の可能性」福地健太郎氏(JICAパラグアイ事務所)