JICA 中南米 2所長報告会:アルゼンチン支所 武田浩幸所長/エルサルバドル事務所 小園勝所長 2024年2月29日(木)午前10時~11時30分 - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

JICA 中南米 2所長報告会:アルゼンチン支所 武田浩幸所長/エルサルバドル事務所 小園勝所長 2024年2月29日(木)午前10時~11時30分


JICA、国際協力機構は、中南米(ラテンアメリカ・カリブ)地域33か国のうち23か国に拠点を設け、現場のニーズを収集・分析しながら、日系企業を含む多様なパートナーと連携しつつ、技術協力、資金協力、民間連携事業、ボランティア派遣など、さまざまな国際協力を行っています。

近年の中南米の政治地図は左派が優勢な状況でしたが、そこに一石を投じたのが先日のアルゼンチンの大統領選挙でした。また、若い指導者が頭角を表しているのも地域の傾向であり、エルサルバドルのブケレ政権はその代表格ともいえます。中南米では、これまでも政権交代により国家開発政策が大きく転換し、経済社会開発の持続性に影響を及ぼした事例を幾度も見てきました。米国や中国との関係性も含め、両国の今後の開発の行方が注目されます。

今般、南米のアルゼンチン、中米のエルサルバドルの現場で陣頭指揮をとられている所長を講師としてお迎えし、報告会を開催致します。それぞれの国で体感された社会、経済等の実態に加え、活動状況、協力の方向性をご報告いただきます。

JICA2所長帰国講演会案内(講師プロフィール含む)[PDF]

日 時 2024年2月29日(木)午前10時~11時30分(日本時間)2月28日(水)夕刻から夜(中南米時間)
形式 ZOOMによるウエビナー
講演題
1.新政権のアルゼンチンと今後の協力の方向性
武田 浩幸 JICAアルゼンチン所長
アルゼンチンは、大豆、とうもろこし等の豊富な食料資源、リチウム、シェールガス等の豊富な鉱物・エネルギー資源を有する高い経済的ポテンシャルを有した国です。また中南米で3番目に大きいとされる日系社会(約6万5千人)もあり、良好な対日感情を有する親日国でもあります。そんなアルゼンチンですが、近年の厳しい経済状況を背景に、去る12月、野党で極右とされるミレイ新政権が発足しました。新政権の取り組み課題も山積みで、2024年はアルゼンチンにとって激動の年になりそうです。そんなアルゼンチンの現状と今後の協力の方向性についてお伝えできればと思います。
2.イメージ戦略を駆使する革新的なブケレ政権との2年半を振り返る
小園 勝 JICAエルサルバドル所長
1992年の内戦終結から、ARENAとFMLNの二大政党時代に入ったエルサルバドルは、2019年6月のブケレ大統領就任、2022年3月立法議会選挙でのNuevas Ideasの圧勝を経て、ブケレ大統領1強の国になりました。省庁等再編、世界初のビットコイン法定通貨化、教育・保健・治安対策、インフラ整備を推進するブケレ政権との対話を通じての、2021~23年のJICA事業を報告します。併せて、2022年2月の大統領選挙の結果を踏まえての今後のJICA協力の方向性についてお伝えできればと思います。
講師 武田 浩幸 JICAアルゼンチン所長
小園 勝  JICAエルサルバドル所長
主催 一般社団法人 ラテンアメリカ協会
参加費 会員無料、非会員1,000円、大学院・大学生は無料
申込期限 2024年2月26日(月)(日本時間)

お申込み

下記Webサイトより、2024年2月26日(月)(日本時間)までに、お一人ずつご登録ください。お早めにお申込み頂ければ幸いです。
https://latin-america.jp/seminar-entry

お問い合わせ

一般社団法人 ラテンアメリカ協会事務局
〒100-0011東京都千代田区内幸町2-2-3日比谷国際ビル120A
Tel: 03-3591-3831、E-mail: info@latin-america.jp