外務省ホームページ:中南米大使会議:令和5年度:上川外務大臣の令和5年度中南米大使会議への出席 - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

外務省ホームページ:中南米大使会議:令和5年度:上川外務大臣の令和5年度中南米大使会議への出席


3月8日、午後5時45分から約1時間、上川陽子外務大臣は、令和5年度中南米大使会議に出席し、参加した大使と意見交換を行ったところ、概要以下のとおりです。

1. 令和5年度中南米大使会議は、3月6日から8日の日程で、中南米地域の駐在大使の出席を得て、対面で開催されました。

2. 上川大臣は、出席大使に対して訓示を行い、概要以下のとおり述べました。

 1)本年は、ブラジルがG20、ペルーがAPECの議長を務めるなど、世界の注目が集まる「中南米イヤー」であり、日・カリブ交流年でもある。我が国と中南米との間には、長年培ってきた友好関係と、諸課題に「共に」取り組んできたパートナーシップ、世界最大240万人の日系社会が築いてきた日本への信頼が存在する。こうした中南米との良好な関係を決して所与のものとすることなく、これまでの協力により積み上げた実績に基づき、これからの協働のあり方について特定し、取り組んでもらいたい。

 2)先月発表した「中南米外交イニシアティブ」では、これまでの日本の対中南米外交の「共に」という理念や実績、培った信頼を基盤に、中南米諸国との対話を通じて新たな連携を積み上げ、育てていくこととした。そこでは、二国間外交に加え、三角協力、さらには地域グループや国際機関との連携に代表される「多様なネットワーキング」という新たな視点も取り入れつつ、協力分野の可能性を追求していくことが肝要であり、その具体化に取り組んでほしい。

 3)対外発信にあたっては、国際社会が大きく変容する中、今までどおりの発想にとらわれず、各国毎に異なる日本のイメージを踏まえ、日々改善しながら発信に取り組む必要がある。効果的な発信のための現地ネットワーク構築に向け、大使自ら陣頭に立って、人脈の拡大・強化に当たってほしい。

参考:外務省ホームページ:
(1) 上川外務大臣の令和5年度中南米大使会議への出席
(2) 中南米大使会議(これまでの会議)