講演会のご報告「メキシコの時代」 - 一般社団法人 ラテンアメリカ協会

講演会のご報告「メキシコの時代」


2013年12月4日(水)15:00から16:30まで、米州開発銀行(IDB)アジア事務所会議室において、IDB後援のもと、クロド・ヘレル・ルーアサン駐日メキシコ大使をお迎えし表題の講演会を開催しました。

 大使は、「今なぜメキシコか?」の問について、昨年末に就任したエンリケ・ペニャニエト大統領が進めている様々な改革が国内外で好感を持って迎えられており、政治・社会・経済に良い影響をもたらしていること、経済的には石油依存経済から多角化が進み、自動車、電機・電子、航空産業、観光業など競争力を持つ産業が育っていること、政治的には新政権が提唱した「メキシコ協約」(Pact forMexico)が主要3政党の合意の下で成立したことなどを挙げ、詳細に説明されました。日本との関係では、経済連携協定(EPA)による貿易の拡大、G20、APEC、TPP等を通じてより緊密な関係を築きつつあることが指摘されました。

 参加者は40名を越えフロアイーからも活発な質問があり、大使から丁寧なお答えをいただいた講演会でした。

(2013-12-4)

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